物を捨てられない理由は? 物を増やさないための注意点や収納方法も紹介
「なぜ物を捨てられないのか」「どうしても捨てられない物はどこに収納すればいいのか」など、物を捨てられない性質で思い悩んでいる方は多いでしょう。もったいないから、いつか使うかもしれないからという気持ちが強く、使わない物でも取っておく傾向があります。しかし、そのままでは家中が物であふれてしまうでしょう。
そこで、本記事では、物を捨てられない理由や要らない物を捨てる方法について解説します。
この記事を読むことで、物を増やさないための注意点やトランクルームの活用方法も分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。
1.物を捨てられない理由は?
最初に、物を捨てられない理由をチェックしておきましょう。
1-1.もったいないという気持ちが強い
使う機会のない物でも「もったいない」「いつか使うかも」という気持ちが強く、なかなか手放すことができない人が多いのではないでしょうか。物を大切にするのはもちろん良いことですが、もったいないと感じる気持ちは未練や執着と同じです。本当に必要でない物に対してでも未練を感じてしまい、不用品がどんどん増えていってしまいます。特に、人からもらった物は捨てられずに取っておくケースが多いでしょう。
1-2.こだわりが強く、捨てることに罪悪感がある
なかなか物を捨てることができないのは、こだわりの強さが関係している可能性もあります。こだわりが強い人ほど物に対する執着心がとても大きいからです。特に、思い出の品ほどその物にまつわる出来事に執着してしまい、捨てることに恐怖心を覚えるでしょう。物に対するこだわりや気持ちが行き過ぎてしまうと、部屋は要らない物でいっぱいになってしまいます。また、捨てることに罪悪感を覚えるのも物が捨てられない原因の1つです。高価な物やもらい物ほど、捨てることに罪悪感を覚えやすいでしょう。
2.要らない物を捨てるには?
ここでは、要らない物を捨てるポイントについて説明します。
2-1.物が多いことのデメリットを把握する
要らない物を捨てるために、物が多いことのデメリットをしっかりと把握しておきましょう。物を多く所有するデメリットとしては、どこに何があるのか把握できず管理に手間がかかる点です。今すぐ必要な物を探し出すまでに時間がかかってしまったり、大切な物がつぶれてしまったりすることもあります。部屋は一向に片付かず、探し物やなくし物がどんどん増えてしまうのです。さらに、たくさんの物であふれている環境は、ゴキブリなどの害虫が発生し、ホコリ・カビの温床になりやすいデメリットもあります。物が多いと生活や健康を脅かしてしまうので注意が必要です。
2-2.一箇所ずつ片付ける
ストレスフリーで物を捨てるために、一箇所ずつ片付けることを意識してください。片付けが苦手な人ほど一気に全部を片付けようとするところがあります。そのやる気はもちろん大切ですが、一気に片付けようとすると逆にゴチャゴチャとした状態になってしまうでしょう。大切なのは、片付けのモチベーションを保ち続けることです。小さな場所から一箇所ずつ片付けるようにすると、モチベーションを保ちながら物を捨てることができます。また、片付けができたという成功体験が自信につながるでしょう。
2-3.今必要ない物は捨てる
物を捨てられない人は、何を基準に捨てる捨てないかを判断すればいいのか分からずに悩んでいることでしょう。そんなときは、「今自分に必要かどうか」を考えてみてください。今自分にとって必要ない物だと直感で覚える物は思いきって処分しましょう。少しでも躊躇(ちゅうちょ)してしまう物でも処分することをおすすめします。迷うということは自分にとってそこまで必要でない物である証拠です。特に、1年以上使っていない物は今後も使う必要のない物ですので、この機会に手放してください。
3.物を増やさないための注意点
ここでは、物を増やさないための注意点をいくつか紹介します。
3-1.衝動買いはしない
物を捨てられない人は、衝動買いをしてしまう傾向があります。セールや割引を見るたびに、条件反射で買ってしまっているのではないでしょうか。そして、結局使わないまま放置するだけの状態になってしまいます。特に、買い物でストレス発散をしている方は、どんどん物が増えてしまいがちです。物を増やさないためにも「絶対に買わない」「必要な物だけ買う」という強い意志を持ってください。店員の営業トークにのせられたとしても断る勇気を持つことが大切です。自分にとって本当に必要な物か考えてから購入しましょう。
3-2.新しい物を買ったら古い物を捨てる
生活をしている限りどんどん物は増えていくので、新しい物を購入しやら古い物を捨てるようにしましょう。どんどん要らない物を捨てていかなければ、部屋の中が不用品でいっぱいになってしまいます。クローゼットや押し入れなどの収納スペースも限りがあるため、古い物を捨てていくことが大切です。特に、衣類・本・CD・DVDなどは増えやすい傾向があります。使っていない物・着ることがない衣類はいつまでも取っておかず手放しましょう。
3-3.今のことだけを考える
次から次へと物が増えていく人は、先のことだけを心配してしまう共通点があります。確かに、先のことを見据えて備えたり、日用品をストックしたりすることは大切ですが、行き過ぎないように注意しなければなりません。心配性の人ほど先のことをあれこれと考えてしまい、「いつか必要になって後悔するかも」という不安が物への執着を強めてしまうことになります。先のことを心配せずに、今のことだけを考えてみてください。そうすることで、自分にとって本当に必要な物が何なのか判断しやすくなるはずです。
3-4.物のメンテナンスを怠らない
物を増やさないために、物のメンテナンスや管理をしっかりと行いましょう。自分に必要な物だと思って購入しても、手入れをきちんと行っていなければすぐに傷んでしまい使えなくなります。すると、また新しい物を購入することになり、結局どんどん物が増えてしまうというわけです。「まだ少ししか使っていない」と傷んでいる物もなかなか捨てられません。このような悪循環が生まれないためにも、物の手入れはとても大切なポイントです。長く使い続けられるように、きちんと片付けをして管理しやすくしておきましょう。
4.どうしても捨てられない物はトランクルームに
ここでは、どうしても捨てられない物の保管場所として、トランクルームの活用方法などを解説します。
4-1.トランクルームはもう1つの収納場所
どうしても家の中に物が収納できない場合は、トランクルームを活用するのも選択肢の1つです。トランクルームとは荷物を保管できる収納サービスのことで、月々の使用料を支払うことで、その収納スペースがレンタルできます。レンタルボックス・レンタルコンテナ・貸し倉庫など呼び方はさまざまで、主な種類は屋内型と屋外型の2種類です。コンテナが代表的な屋外型は、湿気や雨風の影響を受けやすいので注意しなければなりません。衣類やアクセサリー類など大切な物は、空調や防犯設備が整っている屋内型のトランクルームがおすすめです。
4-2.トランクルーム選びで重視したいポイント
トランクルームの主な種類は屋内型と屋外型の2種類ですが、広さ・設備・立地など細かく分けるとさまざまな種類があります。そのため、どんなトランクルームを選べばいいのか悩んでいる方が多いでしょう。そんなときは、場所・使用料・保管環境・使い勝手の4つのポイントを重視してください。自宅からトランクルームまでどのくらい距離があるのか・公共交通機関でアクセスしやすいかなど、トランクルームの場所は特に大切なポイントです。車で運搬する際は、近くに駐車場があるかどうかもチェックしておかなければなりません。
4-3.トランクルーム業者の選び方
トランクルーム業者によってレンタルできるトランクルームの種類や使用料などが異なります。中には、きちんと設備が整っておらず、保管環境が悪いところもあるので注意しなければなりません。では、どのような基準でトランクルーム業者を選べばいいのでしょうか。下記に注目すべきポイントを集めたので、ぜひ参考にしてください。
- トランクルームの種類が豊富にそろっているか
- 立地条件や設備が整っているか
- 見積書の内容が具体的に記載されているか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 無料相談や無料見積もりを受け付けているか
- 口コミ・評判がいいか
東京都を中心にトランクルームを取り扱っているアルファトランクでは、事務手数料や管理費が無料です。そのほか、さまざまなキャンペーンを行っているのでぜひホームページをご確認ください。
5.物を捨てられないことに関してよくある質問
物を捨てられないことに関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.物を捨てるメリットは?
A.何よりも、スッキリとした片付いた空間になることです。どこに何があるのか把握しやすくなるので、必要な物を必要なときにすぐ使うことができるでしょう。探す手間と時間が省けるため、時間を無駄にすることはありませんし、仕事や家事の効率も格段にアップします。また、精神的な余裕が生まれるのも物を捨てるメリットです。捨てられなかった物を処分することで執着から解放されるでしょう。部屋の状態は心の表れといわれているように、スッキリとした部屋は心が穏やかになります。
Q.物を捨てる手順は?
A.クローゼットなどに入っている物をすべて外に出す→物を分類する→収納するの流れで物を捨てましょう。まずは、収納に入っている物を全部外へ出すことで、自分がどのくらいの量を持っているのか把握します。そこから1つずつ手に取り、使う物・捨てる物・使わないけれど迷う物の3種類に分類してください。使わないけれど迷う物は目につく場所に置いておき、時間が経過しても使わなかった場合は本当に必要ない物なので処分します。そして、使う物を適切な場所に収納して完了です。
Q.要らない物を処分する方法は?
A.自治体回収で処分するか、不用品回収業者に依頼することになるでしょう。不用品の量がそこまで多くないのであれば、自分でゴミを分類し自治体回収で処分できます。けれども、不用品の量が多いとゴミの分類に手間と時間がかかってしまうため、まとめて処分できる不用品回収業者のほうがいいでしょう。ただし、不用品回収業者は自治体回収で処分するよりも割高になるので見積書を必ずチェックしてください。
Q.トランクルームの用途は?
A.ただ荷物を保管する場所としてだけでなく、さまざまな用途で使うことができます。たとえば、引っ越しや家のリフォーム時、一時的に荷物を預けるなどです。また、海外転勤の間に荷物を預けることも、趣味のコレクション部屋を作ることもできます。最近では、非常時の備蓄品や防災グッズの保管場所としてトランクルームが活用されるケースも増えてきているのです。
Q.トランクルームを利用する際の注意点は?
A.月額使用料のほかに、初期費用がかかるので注意してください。保証金・カギ代・事務手数料・施設を維持するための共益費など、トランクルーム業者によって初期費用の内訳が大きく異なります。そのため、月額使用料のほかにトータルでどのくらいの費用がかかるのか確認しておかなければなりません。また、保管環境がどのような状態になっているのか、利用前に直接トランクルームを見に行くことをおすすめします。
まとめ
物を捨てられない理由としては、もったいないと感じてしまったり、また使うかもしれないという気持ちが強かったりするなど心理的要素が大きく関係しています。物に執着している可能性が高いため、自分に取って本当に必要な物や役に立っている物か見極めることが大切です。物に対する考え方を変えるところから始めてみましょう。どうしても物が捨てられないときは、トランクルームを活用するのも方法の1つです。もう1つの収納場所として使えるトランクルームだからこそ、家の収納スペースに入りきれない物を預けることができるでしょう。