納戸にものをすっきりと収納するコツとは? こんな方法も!
家の収納スペースの中で最も大きなもの、といえば納戸です。
家によっては部屋としても使えそうな広さの納戸を備えているところもあるでしょう。
しかし納戸は収納力がある反面、中に何が入っているかわからなくなりがちです。
そこで今回は納戸の収納術やアイデアをご紹介します。
納戸は使い方によっては本当にたくさんの物をすっきりと収納することができるんですよ。
納戸の使い方が今ひとつよく分らないという方は、この記事を読めば収納上手になれるかもしれません。
目次
1.納戸とは?
この項では、納戸の定義や納戸に収納するのに適したものなどをご紹介します。
納戸と普通の部屋の違いはなんでしょうか?
1-1.納戸とは?
納戸とは、もともとは衣類などを収納する小部屋のことでした。
しかし現在では、「建築基準法上居室と認められない部屋」を指すことが多いです。
建築基準法上の「居室」は天井の高さや採光量、換気などいろいろな基準をクリアしなければなりません。
しかし家の立地条件によっては、どう工夫してもこの基準をクリアできないスペースができる場合もあります。
このような居室としての基準を満たさない部屋が「納戸」になるのです。
ですから戸建て住宅やマンションなどに設置されている納戸は、広さも高さも家によって違うでしょう。
日当たりが悪いだけで普通の部屋として使えそうなものから、高さも幅もなくちょっと広めの押し入れ程度のものまでさまざまです。
1-2.納戸には何を収納すればいいの?
納戸は押し入れやクローゼットに比べて、広さも奥行きもあります。
ですから、普通の収納スペースには入りきらない大きなものを入れるのに適しているでしょう。
また、家族全員の季節外れの衣類などを入れておくと、衣替えの時に楽です。
さらに蔵書やコレクションなど、「普段は使わないけれどとっておきたいもの」を収納しておくのにも便利です。
ただし、納戸は前述したように風通しや日当たりの悪いところも多いでしょう。
なので、あまりぎしぎしとものを詰め込むと、湿気で収納物にカビが生える場合もあります。
つまり納戸は「広い」だけで、決してどんなものにとっても最適な収納スペースではありません。
大切なものや、湿気を嫌うものを収納する際は十分に気をつけましょう。
2.納戸収納のアイデアとは?
では、納戸にものをすっきりと収納するにはどうすればよいのでしょうか?
この項では、納戸収納のアイデアをいくつかご紹介します。
2-1.納戸の中にポールや棚を設置する
ある程度広さのある納戸の場合は、単にものをどんどん入れていくと収拾がつかなくなります。
そこで納戸内にポールや棚を設置して物を置きやすいようにしましょう。
ポールがあれば衣類がかけられます。
冬物のコートや冠婚葬祭用の礼服など、使う時期が限られている服にしわを付けず保存できるでしょう。
また、棚があれば収納物が乱雑になることもありません。
ステンレスの組み立て式の棚ならば、組み合わせによって高さも自由に調節できるでしょう。
2-2.段ボールを収納するときには、側面に名前を書く
段ボールにものを入れて収納する場合は、側面に収納物の名前を書いておきましょう。
そうすれば一目で何が入っているかがわかります。
また、服を収納するなら段ボールよりも透明なプラスチックの衣装ケースの方がおすすめです。
これならば積み上げてもサイドに引き出しが付いていますから、取り出しやすいでしょう。
2-3.キャスター付きの収納棚を入れる
天井が低い納戸の場合は、ものを出し入れするのが大変です。
そんな納戸には、キャスターつきの収納棚を入れましょう。そうすれば収納棚ごと引き出せますので、出し入れも簡単です。
2-4.収納は7割を心がける
納戸に限らず収納スペースには、ぎっしりとものを詰め込んではいけません。
新しいものを入れられませんし、奥のものが死蔵品になりやすいです。
特に納戸は広さと奥行きがあるので、ぎっしりものを詰めてしまうと「納戸に何が入っているのかさっぱり見当がつかない」ということにもなってしまいます。
納戸の収納は7割までにおさめ、ものを出し入れする通路を確保しておきましょう。
また、納戸には必ず照明をつけておいてください。物置だから、と暗いままにしておくと出し入れがとても大変になります。
2-5.定期的に収納物を見直す
納戸が、「使わないけれど捨てられない物置場」になっているお宅は少なくないでしょう。
これはとてももったいないことです。
本来納戸に収納できるものが部屋に出っぱなしでは、家の中も片付きません。
ですから、最低年に1度は納戸を整理する習慣をつけてください。
また、「これはとりあえず納戸に入れておこう」と不用品を何でも納戸に置く習慣はやめましょう。
これでは納戸が単なる不用品置き場になってしまい、収納スペースとしての役目を果たしません。
納戸に収納するものも良く考えて、不用品は処分しましょう。そうすれば納戸も家の中もすっきりと片付くはずです。
3.トランクルームを第2の納戸として使ってみよう
しかしいくら工夫しても納戸に入りきらないほどの物がある、というお宅もあるでしょう。
特に大きな物がたくさんあったり、家族が多いお宅は収納スペースがすぐにいっぱいになりがちです。
そのようなお宅は、第2の納戸としてトランクルームやレンタル収納スペースを利用してみましょう。
この2つは個人の荷物を有料で預かってくれるサービスです。
トランクルームは家に入りきらない荷物を預ける所というイメージがありますが、その他にも
- 長期出張中に家に荷物を置いておくのが不安だ
- 引っ越し先に荷物が入りきらないので一時的に荷物を預けたい
- 大切な品をコンディションの良いところで保存したい
- アウトドア用品など頻繁に袖使うものを預けたい
という時に便利です。契約は月単位でおこなえますので、必要な時だけレンタルすることもできるでしょう。
また、屋外にコンテナを置い「屋外型トランクルーム」はアウトドア用品を収納するのに便利です。
トランクルームを借りたい、と思った方は荷物の大きさを測り、それに合った部屋を契約しましょう。
また、トランクルームはできるだけ家の近くに借りたほうがよいですね。
あまり遠くのトランクルームを利用すると、物の出し入れが大変です。
4.おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は納戸の収納アイデアについてご紹介しました。
まとめると
- 納戸の大きさは家によってさまざまである
- 納戸の中に棚やポールを設置するとすっきりとものが収納できる
- 収納物は7割程度にとどめておく
- 納戸に入りきらない、普段は使わないものはトランクルームに預けてみよう
ということです。
納戸は便利な反面、なんでもかんでも「とりあえず」と放り込んでしまうと、あっという間に「開かずの間」になってしまうかもしれません。
無計画に使わないものを放り込むのではなく、引っ越しの段階から収納物を決めておきましょう。
どうしても整理する時間がなかなか取れない場合は、納戸の中に「とりあえず箱」を設置しておくと、納戸の中が散らかりにくいです。