捨てられない本の収納方法とは? 片付け方とともにご紹介します。
読書が趣味という方の中には、今まで集めた本の整理や収納の方法に頭を悩ませている人も多いと思います。
しかし収納場所が有限である以上、本を買いつづけるなら定期的に処分しなくてはなりません。
そこで今回は本の片付け方や処分する基準をご紹介します。
本好きの方ならば一度手に入れた本は絶対に捨てられない、と思う人も多いです。
そんな方には形を変えて残しておくという方法もあります。
また、どうしても手放したくない本で本棚があふれそうという方におすすめの方法もご紹介しましょう。
ぜひ読んでみてくださいね。
目次
1.本の整理の仕方とは?
この項では、本の上手な整理の仕方をご紹介します。
処分する本と取っておく本はこのように仕分けしてみてください。
1-1.本を3種類に分類する
本を整理する際は、まず
- もう処分しても構わない本
- 読み返すことは少ないだろうけれど、取っておきたい本
- 何度も読み返す本
の3種類に分けてください。
処分する本は本棚に入れずに、段ボールなどに収納しましょう。
次に読み返すことは少ないだろうけれど取っておきたい本は、本棚に置いておくのか別の場所に収納しておくかを選別します。
「取っておきたいけれど本棚に入れなくてもよい」という本は、やはり段ボールに入れて押し入れなど別の収納スペースに片付けてください。
1-2.本棚の選ぶ際の注意点とは?
さて、本好きな方にとって本棚選びはとても重要です。
1冊でも多くの本を収納したい、と本棚を選ぶ方は多いと思います。
今は壁一面を本棚できるアイテムなどもあるでしょう。
その際に気をつけたいのが、本棚と本の総重量です。
本の重さはバカになりません。本をぎっしりと詰めた本棚は、それなりの重さになります。
賃貸住宅の場合は床や畳を傷つけないようにクッション材などを敷いてください。
また、古い賃貸住宅では、まれにですが本の重量で床が抜けたという事故も起きます。
築35年以上の住宅にお住まいの方は、あまり一か所に本をまとめすぎないように気をつけてください。
さらに、背が高い本棚は地震対策をしておかないと万が一の際に倒れてケガを負うかもしれません。
背の高い本棚を壁一面につける際は地震対策もしっかりしてください。
1-3.取り出しやすい本の並べ方とは?
本棚に本を並べる際は読み返す本は取り出しやすい場所へ、そうでない本は高い位置か低い位置へ並べてください。
そうすれば欲しい本がすぐに取り出せます。
ただし、本の重量と大きさを考慮に入れましょう。
お気に入りの本が重くて大きい場合は、多少不便でも下のほうに入れてください。
そうしないと本棚のバランスが悪くなり、わずかな衝撃で本の雪崩が起きるかもしれません。
また、本棚には本をぎっしりと詰め込まずに必ず3割程度のあきを作っておいてください。
新しい本が入る隙間がなければ、あっという間に本が部屋を占領してしまいます。
2.不要になった本の処分の仕方とは?
では、不要になった本はどのように処分すればよいのでしょうか?
この項ではその方法をご紹介します。
2-1.資源ごみとして自治体に処分を依頼する
古雑誌や読み返しすぎてぼろぼろになった本は、古本屋に売却できません。
そのような本は自治体に処分を依頼するのが一番です。
本は紙製ですが、可燃物ではなく資源物扱いになります。
指定された日にきちんと重ねて縛って出してください。
2-2.古本屋に売却する
漫画や小説などは古本屋に売却できます。
しかし今は古本屋にもいろいろな種類があり、売る場所を選ばないと安価でひきとられたり値段が付かなかったりするのです。
一例をあげると
・町中にあるチェーン経営の新古書店
人気漫画や小説向き。発売されて間もない本ほど高く売れる傾向にある。
・昔ながらの古本屋
本屋ごとに取り扱っている本が微妙に違うので、多く取り扱っている本を売るとよい。
・漫画やホビー専門の古本屋
古い漫画や漫画雑誌などを売ると高値が付く場合がある。特に手塚治虫など誰もが知っている漫画家の古い漫画本は高値がつきやすい。
しかし、元値がいくら高価でも文学全集や百科事典などは残念ながら現在は値段がつきにくいです。
思い切って処分したほうが良いでしょう。
2-3.寄付する
漫画本や小説などは病院や福祉施設などが受け入れてくれることもあります。
ただし図書館は、よほど珍しい貴重な文献でなくては受け入れてくれませんので注意してください。
また、まれに駅や公民館などに「不要になった本の交換の場」が設けられている所もあります。
これは不要になった本を置いておけば、欲しい人が持って行ってくれるシステムです。
近くにこのような場があるときは利用してみると本が無駄になりません。
3.どうしても捨てられない本の保存方法とは?
しかしどうしても処分したくない本も、多すぎれば収納スペースを圧迫します。
そのような場合はこのような保存方法はいかがでしょうか?
3-1.電子化する
内容を取っておきたいという場合は、本を自分で電子化するという方法があります。
これは本をいったんバラバラにしスキャナーで読み込むことで、何千冊もの本を1枚のSDカードに収めることができるのです。
とりあえず内容さえ残しておければ満足という本は、この方法ならば場所を取らずに収納ができます。
3-2.トランクルームを借りる
- 装丁が凝っていて本の状態を崩したくない
- すでに絶版になってしまい、本自体に高い価値がある
- どうしても電子化したくない本
このような本が多数ある場合は、トランクルームを借りて保管するという方法があります。
トランクルームは有料で個人の荷物を預かってくれるサービスです。
防犯面もしっかりしていますし、所によっては温度湿度まで管理しています。
本のように湿気やカビが大敵なものを保管するにはうってつけです。
トランクルームとワンルーム程度の広さを想像する方も多いでしょうがもっと小さい部屋を借りることもでき、その分賃料もお得になります。
トランクルームを借りたいという場合は、家からできるだけ近い場所が良いでしょう。
あまり遠すぎると荷物を預けたり引き取りに行ったりするのが大変です。
また定期的に預けた本を見返して、本当に必要かどうか確認してください。
4.おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は本の上手な整理の仕方や捨てられない本を形を変えて保存する方法をご紹介しました。
まとめると
- 本は3種類に分けて整理するとよい
- 取っておきさえすればよい本は、本棚に並べる必要はない
- 家に収納しきれない大切な本はトランクルームを利用して保管しよう
ということです。
最近は電子書籍なども普及し、タブレットやスマートフォンがあればその中に多くの本のデータを入れておけるようになりました。
しかし、やはり本は紙の手触りを楽しみたいという方も多いですし、豪華な装丁を売りにした本もあります。
そのような本はぜひ保管方法も工夫してください。トランクルームならば、本がカビたりする心配もありません。
また、有名作家の初版本や漫画家のサインが入った本などは時がたつにつれて値段が上がっていく可能性もあります。
そのような本も不要になったからと言って捨てるのはもったいないですね。
さらに最近は本が絶版になるスピードも以前に比べて早くなっています。
本を処分する際はもう一度手に入るかどうか確認してからにしてください。