リバウンドしない収納を実現する4つのコツ、教えます。

【執筆者プロフィール】

東京・神奈川・埼玉にトランクルームを構えるアルファトランクです。
片付け・収納術などに関するお役立ち情報をお届けします。

「せっかく片付けたのに、すぐに元の散らかった部屋の戻ってしまった」と悩んでいる方は意外と多いのではないでしょうか?
頑張って部屋を片付けたのにすぐにまた散らかってしまえば、やる気もなくなります。
そこで今回は、リバウンドしない片付けのコツをご紹介しましょう。
いったい何に気をつければ、リバウンドしない収納や片付けができるようになるのでしょうか?
「常に部屋が散らかっていて、片づけてもすぐに元通りになる」という方は、この記事を読めば解決のヒントがつかめるかもしれません。

目次

  1. なぜ、きれいな部屋をキープできないのか?
  2. どうすれば、本当に部屋が片付くのか?
  3. きれいになった部屋をキープするコツとは?
  4. おわりに

1.なぜ、きれいな部屋をキープできないのか?

この項では、片づけてもすぐに部屋が散らかってしまう理由をご紹介します。
「片付ける」といっても、こんなことをしていませんか?

1-1.物の住所が決まっていない

物を適当に収納スペースの開いている場所に入れて、片付けが終わった気になっていませんか?
床やテーブルの上に物がなければ、確かに部屋はすっきりと片付いたように見えます。
しかし、適当に物を収納スペースに押し込めば、片づけた本人もどこに何が入っているかわかりません。
必要な物を探すのにあちこちひっくり返せば、片づけた部屋もすぐに散らかってしまうでしょう。

1-2.収納スペースに物がぎっちり詰まっている

収納スペースに物が隙間なく詰まっていると、新しい物を入れるスペースがありません。
物の収納場所がなければ、床やテーブルの上に置くしかないでしょう。
ですから、一度部屋をきれいにしたつもりでも、新しいものを買えばすぐに散らかってしまいます。

1-3.収納スペースに対して物が多すぎる

「どうしても、部屋が片付かない」という人の部屋の中には、収納スペースに対して物が多すぎる場合が多いです。
特にクローゼットは不要な服で一杯になりやすいでしょう。
「クローゼットに入りきらないほど服があるのに、着れる服が一着もない」という人は、収納スペースに不要な物しか入っていないということです。
クローゼット以外にも、押入れや納戸など大型収納スペースが不用品置き場になっているご家庭もあるのではないでしょうか?

2.どうすれば、本当に部屋が片付くのか?

では、リバウンドせずに部屋を片付けるにはどうしたらよいでしょうか?
この項では、その方法をいくつかご紹介します。

2-1.まずは、収納スペースの中から片づけを始める

「今度こそリバウンドせずに部屋を片付けたい」という方は、まず収納スペースから片づけを始めましょう。
収納スペースの中の物をすべて出して、いるものといらないものに分けるのです。
収納スペースが大きいほど時間がかかる作業ですので、休日に行うとよいでしょう。
また、要・不要の判断は数秒で下してください。
「今は使わないけれど、いつか使うかもしれないから取っておく」という考えもいけません。
そんなことでは、永遠に収納スペースは片付かないでしょう。
どうしても処分する決心がつかない場合は「1年間使わなかったものは捨てる」などとルールを決めてください。
また、不要になったものは捨てるだけでなく、リサイクルショップに売却したり寄付したりすれば、また誰かの役に立ちます。

2-2.収納スペースには、3割の空きを確保しておく

収納スペースに物をいっぱいれると、新しいものを買っても入れる場所がありません。
ですから、収納スペースは常に3割の空きを作っておきましょう。
そうすれば、新しいものを買っても3割の空きスペースの中にすぐに入れられます。
また、収納スペースがいっぱいになりそうだったら、その都度ものを整理していきましょう。

2-3.物の住所を決める

散かっているものを空いている収納スペースに押し込めば、すぐに行方不明になってしまいます。
物の住所を決めましょう。
よく使う物は手前に、季節のものは奥の方に置くことを、まずは徹底してください。
次に、よく使う物の中でも毎日使う物は、目から胸の位置の高さの場所にしまいましょう。
そこが一番取り出しやすい場所です。
また、物は使う場所の近くにしまいましょう。
食器や調理器具は、キッチン以外のところに置いてはいけません。
服や靴も同様です。
これを守らないと、必要な物を探して家中をひっくり返すはめになるかもしれません。

2-4.見せる収納は高等技術である

「見せる収納」とはディスプレイ技術と収納技術の合わせ技です。
つまり、センスとこまめさが必要でしょう。
「片付けても片付けても、すぐにものが散らかる」という方には、お勧めできません。
何とか形になったとしても、それをキープできる方は少ないでしょう。
片づけ方や収納の仕方が苦手な人は「しまいやすく、取り出しやすい」収納をまずはマスターしてください。

3.きれいになった部屋をキープするコツとは?

では最後に、収納スペースの中まできれいに片付いた部屋をキープするコツをご紹介します。
日常生活のちょっとしたことに気をつけましょう。

3-1.「安い」だけで物を買わない

スーパーでは、毎日のように何かしらの特売品が売られています。
また、シーズンの最後には服のバーゲンが行われるでしょう。
そんな時に、「安いのだから何か買わなければ」と思っていませんか?
いくら安くても、不必要な物を買ってはお金の無駄です。
特に流行の物や生鮮食品は「いざ使おうと思ったら流行が終わっていた(腐って食べられなくなっていた)」ということも多いでしょう。
これでは、お金を出してゴミを買っているのと同じです。
たとえ定価でも、欲しいものを買いましょう。
結局はそのほうが節約にもなります。

3-2.物を買う時は、まず置き場所を作る

消耗品以外のものを買う時は、まず置き場所を作りましょう。
大型の家具や家電だけでなく、服も靴も置き場所を作ってから買い物に行ってください。
そうすれば、買ってきたものをそのまま収納できます。
収納スペースの整理にもなって、一石二鳥ですよ。

3-3.定期的に収納スペースの物を見直す

不要になった服や靴、家具や家電は新しければ中古でも需要があります。
逆に、いくら元値が高価でも10年前の家電や服などは需要がありません。
つまり、不要になった時にすぐに手放せば、不用品がお金に変わるかもしれないのです。
ですから、定期的に収納スペースの物を見直し、使える不用品は売却したり寄付したりしましょう。
今はインターネットオークションを利用すれば、全国から不用品の買い手を募集することもできます。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は、リバウンドしない片づけ方や収納術をご紹介しました。
まとめると
物を適当に収納スペースの中に入れて片づけたつもりになってはいけない

  • 収納スペースは常に3割の空きを確保しておく
  • 物の住所を決める
  • 必要な物だけを買い、物を買う前に置き場所を作る

ということです。
物が豊富な現代では、物の持ち方も問われるようになりました。
物をたくさん持っている=豊かな証ではありません。
それに、物をたくさん持っていても、使わなければ持っていないのと同じことです。
ですから、頂き物のタオルや食器類などはどんどん使いましょう。
「もったいない」などと思ってはいけません。
収納スペースにしまいっぱなしにしている方が、もったいないです。
また、むやみに整理家具を増やすのもやめましょう。
そこに散らばっているものを押し込んでも、何の解決にもなりません。
まずは家に備え付けられている収納スペースで足りるように、物を減らしていきましょう。