宅配型トランクルームは本当に便利? デメリットとセルフサービス型の魅力をチェック
多くの人が直面している「自宅の収納スペース不足」や「季節外のアイテムの保管場所がない」という問題に対する一つの解決策がトランクルームです。
しかし、すべてのトランクルームサービスが同じではありません。特に宅配型トランクルームは、家から一歩も出ずに荷物を保管できる便利さを提供しますが、それには見落とされがちなデメリットも存在します。
一方、自分で管理できるセルフサービス型トランクルームは、いつでも自由にアクセス可能で、コスト効率も高いというメリットがあります。
この記事では、宅配型トランクルームとセルフサービス型トランクルームの特徴を比較し、あなたに最適な選択肢を提案します。実際のユーザーレビューを交えながら、それぞれのサービスタイプがどのようなニーズに最も適しているかを探ります。
1.トランクルームとは
1-1.一般的なトランクルームとは
トランクルームとは、主に日常的に使用しないものを収納しておくスペースのことを言います。
家の建て替えや海外出張などの際に、家財道具を保管しておく場所として使用している人も多いでしょう。
キャンプ用品やスキー用品などをオフシーズンの間だけ保管するのもおすすめです。
サービス内容やセキュリティーなどは業者によってさまざま。
365日24時間自由に出入りできるところもあれば、空調設備が整っている場合も。
預ける目的や荷物の内容によって、必要な条件が何かを考える必要があるでしょう。
トランクルームを借りる際は、事務手数料や保証金などの初期費用がかかるのが一般的です。
また、1か月ごとの料金は、トランクルームの所在地やタイプ、広さによって大きく異なります。
1-2.トランクルームのタイプ
トランクルームはいくつかのタイプに分かれています。
タイプの名称は業者によって異なりますが、主に以下の4種類です。
まず、屋内型の収納スペース。
ビルの室内を大小のスペースに区画してレンタルしているタイプです。
セキュリティー面でより安全でしょう。
次に、屋外型の収納スペース。
コンテナを倉庫として利用できるタイプで、郊外に多くあります。
車を目の前に駐車することができるため、大変便利です。
そして、屋内型の小さな収納スペース。
段ボール1箱からクローゼット1個分程度まで、さまざまな大きさのものがあります。
最後に、専用型の収納スペース。
貴重品専用やバイク専用ボックス、ワイン専用ボックスなどを用意している業者もあります。
2.宅配型トランクルームとは
宅配型トランクルームとは、トランクルームに入れたい荷物を宅配便で倉庫まで送ることができるサービスです。
運送会社や引っ越し業者が自宅まで取りに来てくれるサービスもあります。
宅配型トランクルームでは、スペースで場所を借りる方法とアイテムごとに保管する方法を選ぶことができるのです。
スペースで場所を借りる場合、0.2畳、1畳、2畳などから選ぶことになります。
普段ほとんど使わないスーツケースやゴルフバッグなどかさばるものも預け入れることができるでしょう。
借りるスペース応じて料金がかかるため、スペースに入る限りたくさん預けた方がお得です。
預けるアイテムが少ない場合は、スペースで借りてしまうともったいないでしょう。
預けたいアイテム数が少ないのであれば、アイテムごとの保管料金で預かってもらうべきです。
3.一般的なトランクルームと宅配型トランクルームの比較
3-1.一般的な屋外型トランクルームのメリットとデメリット
屋外型のトランクルームの場合、レンタル料の安さが最大のメリットです。
安くレンタルできるわりにスペースが広いため、さまざまなものを保管することができるでしょう。
屋外に設置するコンテナタイプのトランクルームは、設置が簡単で敷地を有効活用できるため、レンタル料金を比較的安く設定しているのです。
ただし、屋外であるため荷物の出し入れに注意が必要。
天気が悪い日は荷物が濡(ぬ)れたり吹き飛ばされたりする可能性もあるでしょう。
また、防犯対策がしっかりしていないものも多いため、高価なものの保管には向いていません。
3-2.一般的な屋内型トランクルームのメリットとデメリット
屋内型トランクルームは、セキュリティー面がしっかりしているというメリットがあります。
特に、マンションタイプのものは管理人が常在しているところもあるため、安心して荷物を預けることができるでしょう。
その反面、料金が高めというデメリットがあります。
また、スペースも狭いため、大きな荷物を保管することはできないでしょう。
3-3.宅配型トランクルームのメリットとデメリット
宅配型トランクルームのメリットは、荷物を持ち運ぶ必要がないという点です。
「荷物をトランクルームまで運ぶ手段がない」という人には最適でしょう。
また、段ボール1箱から利用できるため、必要最小限のスペースを借りるだけで済みます。
1箱単位の料金も安めなため、手軽に利用できるでしょう。
もちろん、宅配便を送れる場所ならどこからでも利用できます。
自宅の近くに条件の合うトランクルームが見つからない場合は、チェックしてみるとよいでしょう。
ただし、デメリットもあります。
預けている荷物が必要になったときは取り寄せることができますが、当然連絡しなければなりません。
一般的なトランクルームに比べて「手軽に荷物を出し入れできない」という点を、大きなデメリットと感じる人も多いのではないでしょうか。
利便性の高さで言うと、一般的なトランクルームの方がおすすめできる部分が多くなっています。
4.まとめ
宅配型トランクルームのメリットとデメリットをご紹介しました。
- トランクルームとは
- 宅配型トランクルームとは
- 一般的なトランクルームとの比較
「トランクルームの利用を検討している」「宅配型トランクルームにはどのようなデメリットがあるのか?」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。