冷蔵庫の運び方を紹介! 注意点や冷蔵庫を傷つけずに運ぶコツは?
「引っ越しをする際、費用を節約するために自分で荷造りから運搬まで行いたい」という人が増えています。特に1人の引っ越しなら家具や家電もコンパクトで荷物も少ないでしょう。しかし、冷蔵庫など大型家具は運搬方法に迷う人も多いと思います。
そこで今回は、冷蔵庫の運び方を紹介しましょう。
この記事を読めば、冷蔵庫を運ぶために必要な道具や注意点もわかります。冷蔵庫を自分で運びたいと考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.冷蔵庫を自分で運ぶ準備
はじめに、冷蔵庫を自分で運ぶために必要な準備を紹介します。
1-1.冷蔵庫の中身を空っぽにする
冷蔵庫を運ぶ前に中身を空っぽにしましょう。小型の冷蔵庫でも中身を入れたまま運んではいけません。中身を空っぽにしたら電源を抜いて起きましょう。すると、冷蔵庫内の霜などが溶けて水受けに水がたまります。この作業は冷蔵庫を運ぶ半日前までに行ってください。
1-2.冷蔵庫の水抜きをする
冷蔵庫を運ぶ前に水抜きをしましょう。水抜きをしないと、運ぶ際に冷蔵庫から水漏れします。水受けの位置は冷蔵庫の説明書などで確認してください。冷蔵庫の電源を抜いてすぐ運んではいけません。
1-3.床や壁を養生する
冷蔵庫は重くて固いので、床や壁にぶつかると傷つくことがあります。賃貸物件の場合、床や壁に傷つけると修繕費を請求されることもあるでしょう。ですから、必ず養生テープやシートなどで保護しましょう。
1-4.冷蔵庫は古い毛布などを巻く
冷蔵庫自体にも、古い毛布やシートを巻いて保護しましょう。本体への損傷防止にもなり、冷蔵庫が壁や床にぶつかっても傷つける可能性が低くなります。また、ロープなどをかけて持ち手代わりにするのもおすすめです。
2.冷蔵庫の運び方
この項では、冷蔵庫を運ぶために必要な道具や冷蔵庫の運び方を紹介します。
2-1.冷蔵庫を運ぶのに必要な道具
冷蔵庫を運ぶのには、以下のような道具を使いましょう。
- 古毛布
- ロープ(冷蔵庫に巻いて取っ手代わりにする)
- 養生テープ
- 養生シート
- トラック
なお、2ドア以上の冷蔵庫を運ぶためには、トラックが必要です。
2-2.冷蔵庫は2人1組で運ぶ
冷蔵庫は、2人1組で運びましょう。小型冷蔵庫でも1人で運ぶと腰を痛めたり冷蔵庫や床・壁を傷つけたりする恐れがあります。冷蔵庫は下側が重いので、男女で運ぶなら下側を男性が持ちましょう。
2-3.横にするのは最低限にする
冷蔵庫を横にすると、冷却用の液体がモーターに流れ込んで故障の原因となります。狭い階段や玄関を通るときは、どうしても冷蔵庫を横にしなければならないこともあるでしょう。しかし、ずっと横にして運んではいけません。トラックに乗せるときも必ず縦にして乗せましょう。
3.冷蔵庫を無理に自分たちで運ぼうとしない
冷蔵庫は、小さいものでも20kg以上あります。ファミリータイプの冷蔵庫ならば50kg以上あるものも珍しくありません。重いものを運びなれていない人では、複数でも持ち運ぶのは大変です。うっかり落としたり壁にぶつけたりすれば、冷蔵庫が故障する可能性もあるでしょう。今は、大型家具や家電だけを運んでもらうこともできます。大きな冷蔵庫は無理に運ばないようにしましょう。
4.冷蔵庫の運び方に関するよくある質問
この項では、冷蔵庫の運び方に関する質問を紹介します。
Q.1ドアの小さな冷蔵庫なら1人で運べそうです。
A.ポータブルタイプ以外は、無理をしないようにしましょう。
Q.養生はダンボールでも可能ですか?
A.可能ですが、ダンボールは滑りやすいので床への養生はおすすめできません。床は滑り止めがある養生シートを使用してください。
Q.冷蔵庫を手で持って運ぶ場合、何mくらいが限度でしょうか?
A.100m~300mくらいが限度だと思います。
Q.幌(ほろ)のない軽トラックに冷蔵庫を積んで運んでも大丈夫ですか?
A.晴れの日にしっかりと固定してなら大丈夫でしょう。ただし、長距離移動はおすすめできません。
Q.壊れた冷蔵庫なら、それほど慎重にならなくても大丈夫ですか?
A.壊れた冷蔵庫を運ぶ場合でも、床や壁の養生はしてください。また、水抜きもしておきましょう。
Q.雨の日は冷蔵庫を運ばないほうがいいですか?
A.ちょっとくらい雨がかかっても冷蔵庫は壊れませんが、足場が悪くなるのであまりおすすめはできません。
まとめ
今回は、冷蔵庫の運び方や注意点を紹介しました。冷蔵庫は小型のものでも見た目以上に重いものもあります。自分たちで運べるものは、ツードアまでくらいでしょう。3ドア以上の冷蔵庫を運ぶ場合は業者に依頼したほうが安全です。また、面倒でも養生はしっかりと行ってください。重いものを運びなれていないと、壁や床にぶつかって両方に傷をつけてしまう可能性があります。