デキる人が実践している!”集中力を高める”部屋作り

【執筆者プロフィール】

東京・神奈川・埼玉にトランクルームを構えるアルファトランクです。
片付け・収納術などに関するお役立ち情報をお届けします。

「その人の机の上をみれば仕事がデキるかデキないか一目瞭然」とよく言われています。実際に、自分なりのルールでスッキリ片付いていれば、仕事や勉強への集中力はグンとアップすることでしょう。ここでは、そんな集中力を高める部屋作りについてご紹介していきます。

  1. そもそも集中するってどういうこと?
  2. 集中力に差がつく!お部屋のレイアウトとは
  3. 汚い部屋が集中力の欠如を招く?
  4. 集中力に「色」が持つ心理効果を利用しよう
  5. どうしても捨てられない宝物の救世主は?

1.そもそも集中するってどういうこと?

決まった期限までに終わらせなければいけない作業があるとき、または、試験を受けるときなどには「集中力」が必要です。それは、何かに没頭して物事をこなすということ。ここでは、集中力とは具体的にどのような事柄を指すのか、わかりやすく説明していきます。

1-1.1点の物事に集中する能力

集中力とは、目的めがけて注意力を注ぐこと。つまり、目の前にある状況から1点に視線や目的を絞り、全力投球することを言います。ダーツや弓道などターゲットを一つに絞って矢を放つのもこの部類の集中に当てはまるでしょう。

1-2.目的以外の雑念を避ける能力

オリンピック水泳金メダル保持者の史上最年少記録を持つイアンソープ選手は、スタートの合図が鳴ってからゴールの壁に手がつくまで、記憶がほとんど残っていないと試合後のインタビューで話しています。雑念や周りのいらない情報を一切シャットアウトすることで集中力が高まったのでしょう。

2.集中力に差がつく!部屋のレイアウトとは

集中力とは視覚や聴覚などの刺激が多く影響することがわかったところで、ここからは、それらの特性を生かした部屋のレイアウトをご紹介しましょう。

2-1.勉強机は壁を背に向けて配置する

背後に空間があり過ぎると、人間は集中力が低下すると言われています。なぜなら、人は視界の届かない背後に空間があると落ち着かず、安心できない習性があるからです。それは動物で言えばテリトリー、人間ならパーソナルスペースという他人に侵害されたくない領域とも言えるでしょう。そこで、安心して物事に集中するためには、壁を背にする形で背後に余分な空間をあけないようにデスクをレイアウトするのが一番!窓からの採光などを理由に、できればデスクを動かしたくないという場合は、背後に本棚などパーテーションのような間仕切りをすると良いでしょう。

2-2.入り口を視界に入れ、開放感のある位置にレイアウトする

デスクは入り口を背後に壁面に向け設置していませんか?目の前に壁があると無意識のうちに心身に圧迫感を与え、それは知らず知らずのうちにストレスの原因になってしまうでしょう。放っておけば、やがて疲労感となって集中力を削(そ)いだり思考を妨げたりする原因になりかねません。また、背後に入り口があると、誰かが背後から来ないか気になってソワソワしてしまうことも。風水という気の力を利用した環境学でも部屋の入り口が背後にあるレイアウトはNG。デスクは入り口が見えるように設置し、集中できるパーソナルスペース作りをしてみましょう。

3.汚い部屋が集中力の欠如を招く?

人はいくつものことを同時進行で処理することができます。電話を片手にパソコン画面に向かうなど同時に物事をこなす「マルチタスク」な姿は側(はた)から見ても知的で有能に見えるでしょう。これらの行動は脳トレにもつながって良い習慣のように思われますが、実はこの行為、最近の研究で脳が老ける原因と言われています。
そこで、物事に集中し作業効率を上げるためには、「マルチタスク」ではなく「シングルタスク」にして目の前のことに全力で注意を注ぐのがが正解。お部屋の中はもちろん、デスク周りも意識がいろいろな方向に向かないように汚くせずキチンと片付いているのが重要と言えるでしょう。

4.集中力に「色」が持つ心理効果を利用しよう

色には人の感情や能力に影響を与える力があると言われています。ここでは、集中できる「色」についてお話ししていきましょう。

4-1.銀行のロゴはなぜブルーが多いのか?

勉強のために欲しい能力と言えば、暗記力や認識力などがあげられますね。そのためにはまず、心を冷静に保つことが肝心です。そこで、オススメな色がブルー。銀行のロゴに使われることが多い濃紺なブルーは平常心を保つヒーリング効果があると言われています。

4-2.ひらめきの黄色はアクセント使いで

黄色はひらめきを与えてくれる色。勉強机に向かって回答が得られず、ウンウンうなっている思考状態のときは、雲の切れ目から太陽の光が差すようなパットしたひらめきが必要です。この新しい発想を底上げしてくれるのが黄色の心理効果。集中して疲れた脳の活性化に一役買ってくれる色です。黄色は華やか過ぎて少し苦手という場合には、使っている文房具やカーテンなど部分的に一点投下してみましょう。

5.どうしても捨てられない物の救世主は?

仕事や勉強の作業率をアップするためには、雑念を取り払い集中できる環境が必要です。そのために部屋を整理整頓するのが一番!しかし、頭ではわかっていても収納スペースに物が入りきらずなかなか片付けられないということもあるでしょう。
部屋が散らかってしまうのは、必要な物の基準が見極められないことや収納スペースに比べて物が多いことに起因しています。ここでは、集中できる空間の収納メソッドをご紹介しましょう。

5-1.必要のない物は思いきって処分しよう

処分という言葉は、捨てる・手放すといった意味も含まれているため、なかなか手をつけにくく明日になったらやろうと先延ばしになりがち。しかし、なんとなく手元に置いてある物から、集中力を奪われているとしたら、あまりにもむなしいですよね。そこで、処分ではなく、手元に置いておきたい愛(いと)しい物を選ぶという発想の転換をしてみましょう。「足るを知る」という本当の満足を知る良いきっかけになるかもしれません。

5-2.それでも手放せない時は

他人にとってはどうでもいいような品物でも、自分にとっては人生のお守り級に大切な宝物ってありますよね。しかし、だからといって収納からあふれ出るほどの物を所持していれば、部屋はいつまでたっても雑然としたままになってしまうでしょう。そこで、そんな時に役に立つのがトランクルームです。スキー道具など季節限定で使うアウトドア用品や、捨てられない書籍など置き場所に困る物はトランクルームに預けてみましょう。

まとめ

いかがでしたか?ここでは物事に集中できる部屋作りについて、いろいろな角度からご紹介してきました。

  1. そもそも集中するってどういうこと?
  2. 集中力に差がつく!お部屋のレイアウトとは
  3. 汚い部屋が集中力の欠如を招く?
  4. 集中力に「色」が持つ心理効果を利用しよう
  5. どうしても捨てられない物の救世主は?

人によって集中できる環境はさまざま。パッと見た感じでは散らかっているように見えても、その人なりの動線に物が配置されていることもあるでしょう。しかし、周りに物がたくさんあれば、それだけ意識は削(そ)がれ、集中力の欠如につながってしまいます。今日の記事を参考に、レイアウトや色彩効果を取り入れながら、集中力UPのための秩序あるスッキリ空間を手に入れてみてください。