什器の保管方法が知りたい! トランクルームの活用法・メリットは?

【執筆者プロフィール】

東京・神奈川・埼玉にトランクルームを構えるアルファトランクです。
片付け・収納術などに関するお役立ち情報をお届けします。

「什器(じゅうき)を保管したいけれど場所がない」「汚れが気になるから自宅で保管したくない」など、什器の保管で悩んでいる方や店舗は多いのではないでしょうか。そもそも什器とは、店舗で使用する陳列用の器具や、金属・木材・ダンボール・プラスチックなどの素材があります。特に、店舗で使用するものを、個人宅で保管するわけにはいきませんよね。そんなときこそ、トランクルームの利用がおすすめです。本記事では、什器の基礎知識や保管の悩みごと・保管方法・トランクルームの活用について説明します。

  1. 什器の基礎知識
  2. 什器の保管の悩みごと
  3. 什器の保管について
  4. 什器の保管~トランクルームの活用について
  5. 什器の保管に関してよくある質問

この記事を読むことで、収納場所がなくても什器を保管ができる方法が分かります。悩んでいる方は、ぜひチェックしてください。

1.什器の基礎知識

保管方法について知る前に、什器とは何なのか、概要や主な種類について詳しく説明します。

1-1.什器とは

什器とは、店舗で使われているものを指しています。店舗やショールームなどにおいて、商品やカタログなどを陳列・設置・掲示するための器具・器材のことです。近くのコンビニやスーパーを訪れてみると、たくさんの商品が棚にキレイに並んでいますよね。商品を正しく陳列するためには、什器の活用が必要です。什器がなければ、消費者が購入したいものを見つけられなくなってしまいます。店舗においては、なくてはならない器具・器材といえるでしょう。

1-2.主な種類について

什器の主な種類といえば、以下の品々があります。

  • カタログスタンド・アンケートボックス
  • 陳列台・ラック・ショーケース・ゴンドラ・ネットパネル
  • スタンド・ハンガー
  • 平台・カート・ワゴン・バスケットワゴン・ステージ
  • テーブル・カウンター
  • アクリルボックス・商品ディスプレイ

専門の取扱会社から購入して使う店舗がほとんどですが、最近では、短期間のイベントで使用するケースも増えています。短期間使用の際は、レンタルで済ませている場合もあるようです。

2.什器の保管の悩みごと

什器を保管する際、どのような悩みがあるのか、詳しく説明します。

2-1.どこへ保管しているか

店舗によって異なりますが、什器は「自社の倉庫」や「店舗の裏口・倉庫」に保管しているというケースをよく聞きます。大型スーパーなどでは、倉庫も大きめの傾向があり、ほかの備品と一緒に什器を保管していることが多いのです。また、本社が持っている倉庫にまとめて保管するなど、店舗によって保管場所が異なります。中には、店舗の裏口や片隅などに置いているというケースもあるのです。しかし、店舗内では客にケガを負わせる可能性もあるので注意しなければなりません。

2-2.保管の悩みごと

什器の保管には、どのような悩みがあるのか、具体的に把握しておきましょう。

2-2-1.レイアウト変更で使用しないものがある

店舗によっては、定期的に配置やレイアウトを変更して、リニューアルするケースがあるでしょう。レイアウトの変更をする際に、使わなくなった什器が出てくるものです。使用しない什器を処分せずに保管する場合は、収納スペースを確保しなければなりません。

2-2-2.使用しない時期がある

季節によって配置を変えたり、売り出したいものをアピールしたりと、什器の使用にもタイミングがあります。たとえば、季節限定品を全面的に売り出したいときは、ワゴンを使用して店舗の入り口付近に配置する場合があるでしょう。しかし、時期が過ぎればワゴンを使わなくなります。使用しない時期の保管場所に困るでしょう。

2-2-3.大きいものがある

展示スタンドや陳列棚など、什器の中には大型のものもあります。保管で最も悩むのが、大型什器の保管場所です。大型なので、広めの保管スペースを確保しなければなりません。分解して保管するという方法もありますが、分解できないタイプもあります。

2-2-4.そのほか

「そもそも、保管するスペースがない!」という悩みもよくある内容です。収納スペースの確保が難しい場合は、新たな保管場所を見つけなければなりません。

3.什器の保管について

それでは、什器の保管方法や収納場所・環境、収納グッズ、保管の際の注意点について説明します。

3-1.おすすめの保管方法

おすすめの保管方法は、貸し倉庫・トランクルームの活用です。後ほど、【4.什器の保管~トランクルームの活用について】でも詳しくお話しますが、トランクルームは新たな保管場所となります。店舗内で保管するよりも安心・安全で、まとめて保管できるので整理がしやすくなるでしょう。

3-2.収納場所・環境

プラスチックやアルミ・鉄・紙など、さまざまな素材でつくられています。保管場所を間違えると、使えなくなってしまうので気をつけなければなりません。たとえば、鉄製の什器は、湿気のある場所ではすぐにサビがついてしまいます。また、紙製の什器は、雨水が浸入しない場所に保管しておかなければなりません。什器の素材によって、収納場所や環境を考えましょう。

3-3.収納グッズ

ハンガーやネットパネルなどの小型什器の場合は、まとめて収納することをおすすめします。そこで、大活躍するのが収納グッズです。什器が入る収納ボックスを使用すれば、まとめて保管できるでしょう。さまざまな収納グッズが発売されているので、什器の保管・整理に使えるものを見つけてみてください。

3-4.保管の際の注意点

什器を保管する場合、配置に気をつけてください。たとえば、よく使うものは、手前の位置に保管しておかなければなりません。なぜなら、使用頻度が高いものを奥からしまうと、取り出しにくくなるからです。使用頻度や時期をきちんと考慮した上で、什器を保管していきましょう。

4.什器の保管~トランクルームの活用について

トランクルームを上手に活用するためには、メリットや向いている種類・預けるときと業者選びのポイントなどをきちんと把握しておかなければなりません。それでは、詳しく説明します。

4-1.こんなときはトランクルームがおすすめ・メリット

「収納場所がない」「什器をまとめて保管したい」「湿気や雨水が浸入しない場所に保管したい」という場合は、トランクルームがおすすめです。トランクルーム=屋外のコンテナと思いがちですが、室内のトランクルームもあります。
また、保管したいものの大きさや量に合わせて、適切な広さも選択可能です。使いたいときに取り出し、使わない時期はトランクルームに保管するという流れがつくりやすいので、管理もしやすくなるでしょう。

4-2.什器の保管に向いているトランクルームとは

トランクルームには、大まかに屋外・屋内の2タイプがあります。屋外のトランクルームは、雨水が浸入しやすく、汚れやすい傾向があるので什器の保管にはおすすめしません。室内タイプのトランクルームのほうが、汚れにくいでしょう。また、中には、空調管理がきちんとされているトランクルームもあります。湿気対策にもなるので安心です。

4-3.トランクルームに預けるときのポイント

トランクルームに預ける場合は、いくつかのポイントに注目しておかなければなりません。1つ目は、店舗との距離です。実際に使用する店舗と、トランクルームの距離が離れていては手間と時間がかかります。すぐに取り出すことができる位置かどうか確認してください。
2つ目は、車で運搬しやすい場所かどうかです。什器は重く、大型から小型までさまざまな種類があります。車で出入りしやすい場所か、搬入しやすいかどうかにも注意しなければなりません。
そして、3つ目は、空調管理や防犯システムがきちんとついているかです。トランクルームの盗難被害が起きているため、空調管理だけでなく防犯システムにも目を向けたほうが良いでしょう。

4-4.業者選びのポイント

トランクルームを運営している業者は、多数存在しています。その中から安心して利用できる場所を見つけるためには、業者選びが重要です。以下のポイントに注目して選んでください。

  • トランクルームの種類が豊富
  • 低料金で利用できる
  • 口コミや評判が良い
  • 丁寧でスピーディーな対応
  • 屋内のトランクルームが利用できる

4-5.トランクルーム使用の流れ

トランクルームの運営を行っている「アルファトランク」における、使用までの流れを以下にピックアップしてみました。

  1. 電話またはメールで申し込みをする
  2. 申込書と契約の確認事項を記した書面がメール・FAXで送付される
  3. 申込書と本人確認書類を一緒に、メールまたはFAXで返送する
  4. 契約担当者から連絡がきて、清算書をメールまたはFAXで送付される
  5. 入金確認が取れしだい、カギ・契約書・口座引落依頼書が宅急便で送られる
  6. 同封されている返信用封筒に契約書1部・口座引落依頼書・本人確認書類(コピー)を入れて返送

基本的に、「アルファトランク」では郵送契約となります。業者によって契約方法が異なるため、事前にホームページなどで確認しておいたほうが良いでしょう。

4-6.使用料について

気になるトランクルームの使用料ですが、月額制が一般的です。毎月、決められた使用料を契約期間中支払い続けることになります。毎月の使用料は、業者や使用するトランクルームによって異なりますが、だいたい2,000~5,000円です。施設環境・サービス、1階か2階か、立地によっても料金が異なるため、使用料も踏まえながらチェックしていきましょう。

4-7.注意点

できれば、使用する前にトランクルームの状態をチェックすることをおすすめします。なぜなら、「実際に雨漏りがしていた」などのトラブルを防ぐことができるからです。現地で確かめたほうが、後々のトラブルを避けることができます。

5.什器の保管に関してよくある質問

什器の保管に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

5-1.什器の種類ごとに分けておいたほうが良いのか?

管理しやすいように、什器の種類ごとに分けることをおすすめします。種類だけでなく、素材による違いもきちんと把握しておきましょう。素材の中には湿気に弱いものもあり、空調管理ができている場所での保管が適切です。

5-2.室内で保管できない大型什器は、どこで保管すべきか?

室内トランクルームを使用したくても、入り口に入らない大型什器もあると思います。解体すれば保管できますが、解体できない場合は室外トランクルームを使用してください。空調管理はできませんので、トランクルームの壁に密着させない・床にスノコを置く・除湿剤を利用するなど工夫が必要です。また、雨水を避けるためにビニールをかぶせたり、定期的に出してキレイに掃除したりすると良いでしょう。

5-3.トランクルームの契約で必要な書類とは?

業者によって異なりますが、本人確認書類(パスポートや運転免許証など)・金融機関取引印や口座番号が分かるもの・認印が必要です。ほかにも、契約時に必要な費用・緊急連絡先を記載した書類などを用意しなければなりません。
法人契約の場合は、商業登記簿謄本(3か月以内のもの)・代表者の身分証明書・金融機関取引印や口座番号が分かるものを用意します。また、丸印・契約時に必要な費用・代表取締役の緊急連絡先も必要です。

5-4.月額料金以外にかかる費用はあるのか?

契約時に、保証金や事務手数料・当日日割り使用料などを支払わなければならない場合があります。できるだけ費用を抑えたい方は、事務手数料無料キャンペーンなどのサービスを利用すると良いでしょう。

5-5.トランクルームはすぐに使用できるのか?

空きが確認できれば、申込日の翌日から使用できる場合もあります。すぐに使用したい方は、事前にその旨を業者へ伝えておくとスムーズに契約できるでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 店舗で使用する什器には、ワゴンやハンガー・陳列台・平台などさまざまな種類があります。大型から小型までサイズも幅広いため、いざ保管するとなればスペースを確保しなければなりません。保管場所がない場合は、トランクルームの利用をおすすめします。トランクルームを利用すれば、新たな保管場所ができますし、まとめて保管することで管理しやすくなるのです。近場のトランクルームを見つけて、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。