リフォーム中は荷物の一時預かりが必要! トランクルームが保管に最適
リフォームをするとき、案外困るのが荷物の保管場所です。リフォームは規模が大きくなるほど工期も延び、生活空間の確保が必要になります。特に仮住まいへの引っ越しを伴うような大規模リフォームの場合には、荷物の一時預かり場所を用意するといいでしょう。そんなときに便利なサービスについて詳しく説明します。
この記事を読むことで、リフォームの荷物の一時預かりについてよくわかります。預けたい荷物の量や期間に合わせて、自分に合った預け先を見つけましょう。
1.リフォーム時には荷物の一時預かりを利用しよう
リフォーム時には、生活空間を確保するためにすぐには使わない荷物の保管場所が必要になります。
1-1.どんな場合に一時預かりが必要か
1-1-1.大規模リフォーム
間取りごと変えるような大規模リフォームの場合、仮住まいに引っ越すことになります。このとき、一般的に仮住まいには必要最低限のものだけを運び、当面使わない荷物は一時的に別の場所に保管しておくのです。大規模リフォームには数か月かかることもあります。そのため、なるべく仮住まいのコストを抑えることが大切です。
1-1-2.荷物を保管する場所がない
引っ越しをしない場合でも、リフォームをするときには荷物の片付けが必要です。もともと家が狭い場合や荷物が多い家庭、キッチンやリビングのリフォームで大型家具の一時置き場が必要な場合などは、荷物を預けることで、生活空間を確保できます。
1-1-3.大型家具の購入と保管
リフォーム完成前に大型家具や家電を購入してしまった場合は、リフォームが完成するまでの期間、家財の置き場所が必要です。
1-2.荷物の一時預かりにはどんな方法があるか
リフォーム時の荷物の一時預かりサービスは、「引っ越し業者」と「トランクルーム業者」を利用できます。
1-2-1.引っ越し業者の預かりサービス
大手引っ越し業者は、どこでも荷物の一時預かりサービスを行っています。リフォームの場合、仮住まいと完成後の2度の引っ越しとともにプランに組み込まれてることがほとんどです。オプションサービスとして選べる業者もあります。
1-2-2.トランクルーム・レンタル収納スペースを活用
トランクルームは、日頃から大型の荷物の保管場所として利用できますが、引っ越しの荷物の一時置き場としても便利です。最近ではセキュリティー機能や空調管理が行き届いたものもあるため、用途に合わせて利用するといいでしょう。
1-2-3.実家を利用
実家が近くにあれば、一時的に実家に荷物を預けるという方法もあります。自分たちで運べる荷物ならいいですが、大型の家具・家電などは運搬や置き場所に困ることもあるでしょう。
1-3.荷物の一時預かりの注意点
荷物の一時預かりを利用する場合は、普段使うものと入居まで使わないものに分類することが大切です。また、リフォーム期間と荷物の保管期間、搬入方法や価格、保管可能な品目など、あらかじめ詳細をよく調べておきましょう。
2.リフォーム時の一時預かり、引っ越し業者の場合
大手の引っ越し業者にはリフォームや建て替え時の荷物の一時預かりサービスがあります。業者によって対応が違うため、見積もりのときに詳細を確認しておきましょう。
2-1.メリット
- 荷物の引き取りや保管・配送を、引っ越しの手続きと一緒に済ませることができる
- こん包資材の準備や運搬の手間がない
- 短期間の一時保管、荷物量が少ない場合に向く
2-2.デメリット
- 荷物の出し入れが自由にできない(または有料)
- 保管期間は基本的に1か月以内(延長は別途料金が必要)
- 美術品やピアノなどデリケートな品やコンテナに入らないものは保管できない
- 利用できるエリアが決まっている(関東圏など)
2-3.引っ越し業者の選び方
引っ越し業者の一時預かりサービスは、業者によって保管場所や環境が異なります。自社のトランクルームに保管、提携業者で保管、コンテナで保管などがあるので、自分が預けたい荷物に合わせて選びましょう。
2-4.利用の流れ
引っ越し業者の一時預かりサービスの一般的な流れを紹介します。
- リフォーム前に打ち合わせ
- 資材の準備
- 家具・家電などの搬出
- 荷物の一時預かり
- リフォーム後に搬入・据え付け
- 資材の引き取り
2-5.注意点
リフォーム工事の期間が延びることがあります。荷物の保管期間を延長した場合の料金を確認しておきましょう。
3.リフォーム時の一時預かり、トランクルームの場合
荷物の一時保管の問題は、引っ越し業者に依頼しないで、自分でトランクルームを借りることでも解決できます。ここではトランクルームやレンタル収納スペースについて詳しく説明しましょう。
3-1.トランクルームのメリット
- 荷物の出し入れが自由
- 屋内型のトランクルームは空調管理されている
- 毎月定額で期間に制限なく預けることができる
- 1か月以上の長期保管に向く
3-2.トランクルームのデメリット
- 初期費用がかかる
- 搬入搬出は自力でやるか業者に依頼する必要がある
3-3.トランクルームの種類と選び方
- 倉庫業者のトランクルーム:倉庫業者に荷物を預ける「寄託契約」。ピアノ・美術品なども預けることができる。定温・定湿などの機能を備えたトランクルームを、国土交通省が優良トランクルームとして認定している
- レンタル収納スペース:ビルのフロアを仕切ったスペースを借りて荷物を収納する「賃貸借契約」。24時間365日出し入れ自由。空調や警備が整っているため、美術品なども収納できる。ビルの一室のため大型品の搬入には向かない
- コンテナ:屋外に設置されたコンテナに荷物を保管する「賃貸借契約」。価格が安いのが魅力だが、空調管理と防犯面で不安が残る。車で横付けできるためアウトドア品やレジャー品、家財道具の搬入には便利
3-4.利用の流れ、料金、注意点など
利用の流れと料金について、アルファトランクを例に紹介します。
3-4-1.利用の流れ
- 空室状況をホームページで確認し、インターネットで申し込む
- 業者より申込書・契約にあたっての確認事項の書面が送られてくる
- 申込書と「本人確認書類」を一緒にメールまたはFAXで送る
- 担当者より精算書が送られてくる
- 精算書に従い保証金・事務手数料と翌月までの利用料を振り込む
- 入金確認が取れたら、鍵・契約書・口座引落依頼書が宅配便で届く
- 同封の返信用封筒に契約書一部、口座引落依頼書・本人確認書類のコピーを入れて返送
3-4-2.月額利用料金一例
空調と綜合警備保障による24時間体制のセキュリティーが含まれた料金です。
- 川崎市: 1.4畳14,904円
- 横浜市:2畳 20,520円
- 世田谷区:2.2畳 30,240円
- 板橋区:3.2畳30,672円
4.リフォーム時の荷物の保管に関するよくある質問
リフォーム時の荷物の一時預かりや保管に関する質問を集めました。
Q.レンタル収納スペースに荷物を保管する場合、点数に制限はありますか?
A.いいえ、ありません。スペースを借りる契約のため、スペースに収まる範囲で何点でも収納可能です。
Q.トランクルームやレンタル収納スペースに収納してはいけないものはありますか?
A.動植物・危険物・異臭や悪臭のするもの、水分・高温を発するものなどは保管できません。
Q.引っ越し業者の一時預かりを利用すれば、荷物のこん包もやってもらえますか?
A.荷づくりと荷ほどきを行うのは基本的に利用者です。自分でできない場合は、オプションのこん包サービスを利用するといいでしょう。
Q.住みながらリフォームをする場合でも、引っ越し業者の一時預かりサービスを利用できますか?
A.引っ越し業者の一時預かりサービスは、一般的に「引っ越し荷物を一時預かる」という意味合いのサービスです。仮住まいと完成後の2度の引っ越しがセットになっているため、引っ越しをしない場合は利用できないでしょう。
Q.レンタル収納スペースへの荷物の搬入は、業者に頼んでもいいですか?
A.予算に余裕がある場合は業者に頼んでもいいでしょう。ただし、レンタルスペースは利用者の持つ鍵で管理しているため、搬入に立ち会う必要があります。
まとめ
リフォームの荷物の一時預かりサービスは、引っ越し業者やトランクルーム業者などによりさまざまな内容で提供されています。手軽さや価格、セキュリティーや保管環境など、何を重視するかを考え、目的に合わせてサービスを選ぶことが大切です。