トランクルームの使い方〜使うメリットとデメリット、活用事例も紹介〜

【執筆者プロフィール】

東京・神奈川・埼玉にトランクルームを構えるアルファトランクです。
片付け・収納術などに関するお役立ち情報をお届けします。

トランクルームが気になっているけれど、どのように利用できるのか、いくらぐらいかかるのかなど、疑問を抱いている方は多いでしょう。分からないまま利用すると失敗するのでは……と不安になりますよね。上手に活用するためにも、トランクルームとはどういうサービスなのかを理解することが大切です。

そこで、本記事では、トランクルームのサービス概要や使い方などを解説します。

  1. トランクルームとは?
  2. トランクルームを使うメリット
  3. トランクルームを使うデメリット
  4. トランクルームの選び方と利用時の注意点
  5. トランクルームに関してよくある質問

この記事を読むことで、トランクルームを使うメリットやデメリットなども分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.トランクルームとは?

まずは、トランクルームとはどういうものなのか、基本情報をチェックしましょう。

1-1.荷物を預けることができる場所

トランクルームについて簡単に説明すると、自宅以外で荷物を預けられる場所のことです。トランクルーム=屋外のコンテナというイメージがあると思いますが、最近では駅近に屋内型のトランクルームが登場しています。トランクルームの広さも多種多様ですので、預けたい荷物に合わせて選択が可能です。人によって預ける荷物はさまざまですが、スキー用具・キャンプ用品といったシーズンものや衣類・ゴルフクラブなど預けています。

1-2.プランは月額制が基本

基本的に、トランクルームは月額制となっています。業者によってプランは異なりますが、月額○○円となっているところがほとんどです。また、金額はトランクルームの種類や広さ・場所などによって大きく異なります。たとえば、屋外よりも空調設備や防犯設備が整っている屋内が高く、場所も駅から離れているところよりも駅地下のほうが割高になるでしょう。預けたい荷物の量や場所などを踏まえた上で、適切なトランクルームを選ぶのがポイントでもあります。

1-3.預けられないものもある

トランクルームは何でも預けられるイメージがあると思いますが、預けられないものもあります。基本的に、トランクルームに預けられないものは以下のとおりです。

  • ガソリンや石油などの危険物
  • 現金や株券
  • 食品
  • 動植物
  • 異臭がするもの
  • 水分を含んでいるもの
  • 盗難品
  • 麻薬・銃など法に触れるもの

上記以外にも、トランクルーム業者によって預けられないものがあります。利用する前に、預けられないものと預けられるものをきちんとチェックしておきましょう。

2.トランクルームを使うメリット

ここでは、トランクルームを使うメリットについて説明します。

2-1.家の中がスッキリする

トランクルームに荷物を預けることで、家の中がスッキリするのは大きなメリットといえるでしょう。特に、子どもが多い大家族や収納スペースが狭い1人暮らしなど、家の中に収納する量にも限界がやってきます。トランクルームは借りたスペースを自由に有効活用できるため、オフシーズンのものを収納したり、使っていない衣類の保管場所にしたりすることが可能です。使わないものをトランクルームに預けることで、家の中がスッキリと片付くでしょう。また、24時間出し入れ可能なところがほとんどなので必要なときに取り出すことができます。

2-2.災害の備えとして利用できる

トランクルームを使うメリットは、災害に備えられることです。日本は地震大国といわれているように、いつどこで地震が起きるか分かりません。自宅に水や非常食といった防災グッズを用意している方もいますが、地震で自宅が崩壊してしまう恐れもあります。そのようなときに、トランクルームに防災グッズを備えておけば、災害時でも役立つことができるでしょう。また、トランクルームは避難所としても活用できるので、災害時の家族の集合場所として指定しておくことも可能です。

3.トランクルームを使うデメリット

ここでは、トランクルームを使うデメリットについて解説します。

3-1.毎月使用料がかかる

トランクルームを使用するデメリットとしては、毎月使用料がかかることです。前述したように、トランクルームは月額制となっているところが多いので、毎月の使用料が発生してしまいます。トランクルームの設備や機能が整っていたり、立地条件がよかったりするところほど毎月決まった額が大きくなるでしょう。そのため、毎月の出費に負担がかからないように調整することも大切です。

3-2.立地条件によっては不便になるケースも

トランクルームの立地条件によっては、不便になってしまうデメリットがあります。たとえば、毎月の使用料が安いからと駅から遠い場所にあるトランクルームを選んでしまったケースです。車を使えば問題はありませんが、電車やバスなどの交通機関を利用する場合、駅から歩かなければなりません。荷物を持って運ばなければならないので手間と時間がかかるのはもちろん、使い勝手が悪くなってしまうでしょう。なるべく自宅近くのトランクルームを利用したほうが使い勝手がよく、頻繁に利用してもストレスはかかりません。

3-3.自由に出し入れできないケースも

24時間運営しているトランクルームなら自由に出し入れすることができますが、中には、自由に出し入れできないところもあるので注意が必要です。たとえば、倉庫業者が運営しているトランクルームの場合、荷物の出し入れには業者の人が立ち会うことになります。そのため、事前に連絡しなければならなかったり、荷物の出し入れに制限がかかったりしてしまうでしょう。自由に出し入れしたいのに業者の都合で出し入れできなくなると、トランクルームを活用する意味がありません。トランクルームを使用するデメリットが大きくなるため、契約前に荷物の出し入れについてきちんと確認しておく必要があります。

4.トランクルームの選び方と利用時の注意点

ここでは、トランクルームの選び方と利用時の注意点を解説します。

4-1.トランクルーム選びのポイントは3つ!

トランクルームの選び方で押さえておきたいポイントは以下の3つです。

  • 利用料金の相場
  • 利用目的に合っているか
  • 設備と機能

トランクルーム業者の中には、相場よりも高額な利用料金で設定しているところがあるので、事前に相場をチェックしておかなければなりません。トランクルームの立地条件や広さによって料金相場は異なりますが、東京の屋内型トランクルーム(0.5畳)で月に約8,000円となります。1畳だと約1万円、1.5畳になると約2万円とどんどん高くなるでしょう。屋外型よりも設備が整っている屋内型のほうが相場は高めです。
また、利用目的に合っているかどうかも大切なポイントとなります。何のための利用するのか目的がハッキリしておかなければ、預ける荷物に合っていない種類を選んでしまうことになるでしょう。利用目的によってトランクルームの種類も変わってくるので、事前に明確にしておかなければなりません。
そして、トランクルームの設備と機能にも注目しましょう。セキュリティーがしっかりしているか、空調設備が整っているのか、夜間照明の設備が整っているかも要チェックポイントです。預ける荷物に合わせて、安心して預けられる設備・機能が備わっているか確認してください。

4-2.交通の便や駐車場の有無に要注意!

トランクルームを利用する際は、交通の便がいいか、駐車場はあるかどうかに注意しておかなければなりません。電車やバスを使用する場合、最寄り駅からトランクルームまでの距離をチェックしましょう。手ぶらであれば無理なく歩ける距離でも、荷物を持ちながらだと予想以上に大変な思いをすることになります。また、車で荷物を出し入れする場合は、トランクルームの近くに駐車場があるところを選びましょう。トランクルームを選ぶ際、料金や設備に目を向けがちですが、交通の便や駐車場の有無にも意識して選ぶことが大切です。

4-3.トラブル回避のために自分の目で確かめる

これは実際にあったトラブルですが、ホームページで見たトランクルームと実際のトランクルームがまったく違っていたということがありました。トランクルーム業者の中には、不正を働いて高額な利用料金を請求する悪徳業者が存在しているので注意しなければなりません。トラブル回避のためにも、預ける荷物が決まりホームページである程度情報をチェックしたら、自分の目で実際のトランクルームを見学してください。そして、気になるところがあれば、業者の人に尋ねることが大切です。

4-4.契約の確認事項を必ずチェックする

トランクルームを利用する前に、契約の確認事項を必ずチェックしてください。契約を交わす際に、申込書や契約の確認事項が記載された書類を業者から渡されると思います。トランクルームについての説明や注意点などが記載されているため、必ず内容を確認してから契約書にサインしましょう。面倒だからと確認せずに契約を交わしてしまうと、後悔してしまうことになります。トラブルの原因になる可能性もあるので、その点は十分に注意してください。

5.トランクルームに関してよくある質問

トランクルームに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.トランクルームの主な種類は?
A.大まかな種類は、屋内型と屋外型の2種類です。屋外型のトランクルームといえば、コンテナを設置したタイプが代表的でしょう。1番ポピュラーなトランクルームですが、屋外に設置されているので外の環境に左右されやすい傾向があります。一方、屋内型にはコンテナタイプとビルドインタイプの2種類があり、ビルドインタイプはコンテナタイプとはまったく違うので注意が必要です。ビルドインタイプはロッカールームのようにトランクルームが並んでいます。

Q.トランクルームの活用事例は?
A.洋服が好きな人はオフシーズンの洋服を保管したり、ブランドものの保管場所として利用したりしています。中には、家を汚したくないからと外で使うものをトランクルームに保管している人もいるようです。また、自分の所有物だけでなく、サークルや習い事などで共有しているものを保管するケースもあります。

Q.屋内型と屋外型どちらがいいのか?
A.預ける荷物によってどちらを選ぶかが変わります。たとえば、湿気に弱いもの衣類やバッグなどを保管したい場合、屋外型よりも屋内型のほうがいいでしょう。屋内型のトランクルームは空調設備や防犯設備が整っているところが多いので、屋外型よりも安心して預けることができます。屋内型のコンテナは雨風が入る可能性があるため、預ける荷物を選ばなければなりません。

Q.トランクルームの申し込み方法は?
A.具体的な流れは業者によって異なりますが、トランクルームの申し込み方法は下記の流れとなります。

  1. トランクルーム業者に電話・メール・フォームから問い合わせる
  2. 申込書や契約の確認事項など書類を受け取る
  3. 書類に必要事項を記入してトランクルーム業者へ提出する
  4. 初期費用の清算書を受け取って入金する
  5. トランクルームのカギや契約書などを受け取り利用開始

Q.トランクルームでの収納術は?
A.より効率よく収納するために、トランクルームを工夫して利用する方法があります。トランクルームを上手に利用するポイントは、収納するものをしっかり把握することです。頻繁に出し入れするものを手前に、ほぼ使わないものは奥に収納するといいでしょう。また、棚・ラック・バスケットなども上手に利用してください。これらのアイテムを活用することで、高い場所でも収納として使うことができます。

まとめ

トランクルームとは、自宅以外に荷物を保管できる場所のことです。主に屋外型と屋内型の2種類があり、屋外型は外の影響を受けやすいのですが、屋内型は空調設備や防犯設備が整っています。まずは、どんな荷物を預けたいのか、何の目的でトランクルームを使うのか、使用目的を明確にしておきましょう。使用目的が明確になっていれば、それに合ったトランクルームを選ぶことができます。また、毎月の使用料がいくらかかるのか、契約書に記載されている内容をしっかりと確認することも大切です。トランクルームは荷物を預けるだけでなく、災害時のための備蓄品を備えておくこともできます。いろいろな使い方ができるからこそ、上手に活用していきましょう。