タイヤを保管する方法とポイント〜トランクルームを上手に活用しよう!〜

【執筆者プロフィール】

東京・神奈川・埼玉にトランクルームを構えるアルファトランクです。
片付け・収納術などに関するお役立ち情報をお届けします。

「タイヤはどこで保管すればいいのか」「自宅で保管できない場合はどうすればいいのか」など、タイヤの保管方法で悩んでいる方は多いでしょう。

タイヤは外で使うものなので、できるだけ室内ではなく屋外に保管しておきたいところです。けれども、敷地内に余裕がない状態でタイヤを保管すると、使えなくなる恐れがあります。では、一体どうすればいいのでしょうか。

そこで、本記事では、タイヤを保管する方法やポイントなどを解説します。

  1. タイヤの保管方法は注意が必要!
  2. タイヤを保管する前にやるべきことは?
  3. タイヤを保管する際の注意点は?
  4. 保管場所に困ったらトランクルームという選択肢も
  5. タイヤの保管に関してよくある質問

この記事を読むことで、タイヤを保管する前にやるべきことや、トランクルームを活用する方法なども分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

 この記事は次のような方におすすめ

  • 車を所有しているが、自宅に屋外でタイヤを保管するスペースがないと悩んでいる方
  • タイヤを長期間保管する必要があるが、正しい方法が分からない方
  • タイヤの性能や耐久性を最大限に引き出したいと考えている方

1.タイヤの保管方法は注意が必要!

最初に、タイヤの保管方法における注意点をチェックしておきましょう。

1-1.直射日光は避ける

タイヤを保管する際は、直射日光を避けなければなりません。ゴムでできているタイヤは紫外線に弱い傾向があり、直射日光に長時間さらしているとすぐに劣化します。ゴムの表面にひび割れが発生しやすくなるのは、ほとんどが直射日光の影響です。また、ゴムは油を吸収する性質から、ストーブの近くに置いたり、高温の場所に保管したりするのもNGとなります。油が付着している状態のまま保管すると劣化につながるため、キレイに拭き取ってから保管しましょう。

1-2.雨水や水分がかかる場所はNG

タイヤは直射日光だけでなく、水分にも弱い傾向があります。そのため、雨水や水分がかかる場所に保管するのは絶対にNGです。雨水にさらされる場所で保管すると、タイヤの内側に水分が入ってしまい、スチールコードにサビが発生する原因となります。スチールコードとは、タイヤのベルト部分などに使用される素材のことです。ここにサビが発生すると、タイヤを交換しなければならなくなるので注意してください。

1-3.タイヤサイド部分に負担がかかることも

タイヤを不適切な場所で保管すると、サビや劣化を促す原因になるだけでなく、タイヤサイド部分に負担をかける恐れがあります。一般的に、タイヤ単体なら立てて保管することになりますが、横にして積んでいる方もいるでしょう。しかし、タイヤの横積みはサイド部分に負担がかかり、使えなくなる可能性が高くなります。タイヤの種類によっても積み方が異なるため、注意しておかなければなりません。

2.タイヤを保管する前にやるべきことは?

ここでは、タイヤを保管する前にやるべきことを解説します。

2-1.空気を抜く

タイヤを保管する前に、空気を抜く必要があります。ご存じのように、タイヤには車の重さがかかっても十分に耐えられるほどの空気圧がかかっている状態です。常に、タイヤの空気圧が耐えられるように設定されていますが、そのままの状態で保管するとゴムに負担がかかります。ひび割れや劣化の原因になるので、保管前にしっかりとタイヤの空気を抜いてください。空気を抜くことでひび割れや劣化を防ぐことができます。

2-2.キレイにする

タイヤに汚れが付いている場合、きちんとキレイにしてから保管しましょう。使用済みのタイヤには、砂やホコリ・化学物質・油汚れ・泥などが付着しているはずです。特に、スタッドレスタイヤには融雪剤が付着しており、そのまま保管するとタイヤを傷めてしまう恐れがあります。タイヤを劣化させないためにも、しっかりとキレイに掃除してから保管することが大切です。なお、タイヤを掃除する方法としては、水洗いがいいでしょう。汚れを落としやすくするために洗剤を使いがちですが、洗剤を使うと保護成分まで落としてしまう恐れがあります。

2-3.異物をチェックする

タイヤに汚れが付着していないかだけでなく、異物もチェックしておきたいポイントです。タイヤに異物が付着したまま保管すると、劣化を促す恐れがあります。保管前に水洗いでキレイにするのはもちろんのこと、異物が入り込んでいないかどうかも必ずチェックしてください。ちなみに、水洗いをした後は、しっかりと乾燥させることも大切なポイントです。前述したように、水分はタイヤを劣化させる原因になるため、タオルなどで水分を拭き取ってから保管しましょう。

3.タイヤを保管する際の注意点は?

ここでは、タイヤを保管する際の注意点について詳しく説明します。

3-1.洗いすぎに要注意!

タイヤを保管する前に、キレイに掃除することは大切ですが、洗いすぎに注意しなければなりません。タイヤをゴシゴシと力を入れて洗うと、表面を傷めてしまう恐れがあります。洗い方を間違えれば、サイドウォールなどに亀裂が入る可能性もあるのでやさしく掃除してください。基本的に、タイヤは洗剤を使わずに水洗いだけでキレイにします。水洗いだけでは落ちない頑固な汚れは、薄めた中性洗剤をその部分にだけ使ってください。そして、汚れを落とした後は、洗剤が残らないようにしっかりと洗い流すことも大切なポイントです。

3-2.タイヤの置き方

タイヤの置き方も、保管時に注意しておきたいポイントです。タイヤの置き方は立てるのが一般的ですが、ホイール付きかホイールなしかによって置き方が異なります。ホイール付きの場合は、空気圧を半分ほどにしてから横置きで保管してください。一方、ホイールなしのタイヤは縦置きが最適です。ただし、半年ほどの保管期間であれば、横置きでも問題ないでしょう。タイヤにかかる負担を減らすためにも、定期的に上下を入れ替えるようにしてください。

3-3.オゾンが発生する機器の近くには置かない

タイヤは直射日光と水分以外にも、オゾンに弱い傾向があります。オゾンとは、酸素原子が3つに結合した状態のもので、主にエアコンの室外機やバッテリー、モーター使用機器などから発生しがちです。オゾンが発生する機器の近くにタイヤを保管していると、ひび割れなどが起きる原因となります。そのため、なるべくオゾンが発生する機器の近くにはタイヤを置かないようにしてください。電気火花が出る装置や排気が直接かかる場所の近くもNGです。

3-4.タイヤから発生する薬剤

保管場所の環境や保管方法だけでなく、タイヤから発生する薬剤にも注意しておかなければなりません。タイヤにはゴム素材のほかにも、さまざまな種類の薬剤が使われています。その薬剤が保管時に染み出してくることがあるため、室内で保管していると床が汚れたり、変な臭いが充満したりするでしょう。横積みでタイヤを保管する際は、床にすのこを敷いておくと安心です。すのこは空気の通り道も作ることができるため、通気性も良好になります。

4.保管場所に困ったらトランクルームという選択肢も

ここでは、トランクルームを利用する方法とポイントについて詳しく説明します。

4-1.自宅収納の延長として利用できる

自宅にタイヤの収納スペースがない場合は、トランクルームを活用するのも選択肢の1つです。トランクルームとは、自宅収納の延長として利用できるレンタルスペースとなります。一定の空間を月額料金制で借りることができるため、預けたい品目や量に合わせてスペースが選択できるでしょう。トランクルームを利用することで保管場所を確保したり、保管環境も整っているので劣化したりする心配もありません。自宅で収納するよりも楽に保管できます。

4-2.屋内型のトランクルームを利用しよう

タイヤの保管場所としておすすめしたいのが、屋内型のトランクルームです。トランクルームの主な種類として、屋外型と屋内型の2種類があります。屋外型は外に設置されているコンテナなどで、雨風や湿気など外の影響を受けやすい点がデメリットです。一方、屋内型はビルの中などにトランクルームがあるため、湿気や直射日光の影響はありません。また、空調設備や防犯設備も整っているので、安心してタイヤが保管できます。

4-3.月額料金・立地などを考慮する

トランクルームを利用する際は、月額料金や立地などを考慮する必要があります。トランクルームはほとんどが月額料金となっていますが、広さや立地・設備の有無などで金額が大きく異なるでしょう。たとえば、トランクルームのスペースが大きければ大きいほど、駅チカの場所であればあるほど月額料金も高くなります。ただし、料金ばかりに注目していると、逆に自宅や駅から離れた場所になり、タイヤが運びづらくなってしまうので注意が必要です。何を1番優先するのか、自分の中でトランクルームを選ぶ優先順位を付けておくといいでしょう。

4-4.トランクルーム業者の選び方

最適なトランクルームを利用するためには、業者選びも大切なポイントです。トランクルームを運営している業者の中には、ホームページに記載されている内容とは大きく異なっていたり、見積書にはない費用を請求してきたりする悪質な業者が存在しています。優良業者を見つけるためにも、以下のポイントに注目してトランクルーム業者を選んでください。

  • トランクルームの種類が充実しているか
  • 駅チカのトランクルームがあるか
  • 空調設備や防犯設備が整っているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
  • 口コミや評判がいいか

4-5.トランクルームならアルファトランクへ

どのトランクルームを利用すればいいか分からずに悩んでいる方は、ぜひアルファトランクをご利用ください。アルファトランクは、東京・神奈川・埼玉に60のトランクルームを運営しています。どのトランクルームも車や電車など交通機関を利用してのアクセスが良好で、いつでも手軽に利用できるでしょう。早ければ翌日から使用できるほか、短期間の利用も可能です。無料相談も受け付けていますので、ぜひ一度お問い合わせください。

5.タイヤの保管に関してよくある質問

タイヤの保管に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.タイヤの空気圧を調整する際の注意点は?
A.空気圧をすべて抜いてしまわないようにすることです。空気圧をすべて抜いてしまうと、ホイールの重みでタイヤが変形してしまう恐れがあります。また、タイヤが潰れた状態で長期間放置した結果、使えなくなる可能性が高まるので注意が必要です。

Q.保管前にタイヤワックスをかけたほうがいいのか?
A.タイヤワックスは、タイヤを劣化させる恐れがあるので必要ありません。確かに、洗浄後にタイヤワックスをかけることで、見た目はキレイになるでしょう。けれども、タイヤワックスには化学物質が含まれているため、タイヤを劣化させてしまう恐れがあります。次に使うとき、タイヤワックスを落とす必要があるので保管前にはかけないようにしてください。

Q.タイヤの保管に便利なグッズは?
A.省スペースで保管できるアイテムとして、タイヤラックがおすすめです。タイヤラックを使えば、狭いスペースでもスッキリと収納できます。自宅や室内でタイヤを保管する際は、タイヤカバーを使うといいでしょう。タイヤカバーをかけて保管しておけば、ホコリや紫外線・湿気からも守ってくれます。

Q.直接、床に置くのはNGか?
A.タイヤを保管するとき、直接床に置くのはNGです。直接床にタイヤを置くと、床が変色したり、接着面のゴムが変質したりする恐れがあります。室内をキレイに保ち、タイヤを守るためにも、タイヤと床面の間に下敷きを敷いておきましょう。

Q.トランクルームを利用する前にチェックしておきたいことは?
A.月額料金はもちろん、初期費用や事務手数料など諸費用がどのくらいかかるのかです。トランクルーム業者の中には、高めの初期費用を請求してくる悪徳業者が存在しています。月額料金が安すぎるトランクルーム業者は、そのほかで高額請求をしてくる可能性が高いので気をつけてください。

まとめ

タイヤは、直射日光や水分に弱い傾向があるため、外気の影響を受けない室内で保管するのが最適です。室内で保管するときも、保管前にタイヤをキレイにしたり、床面に下敷きを敷いたりするなどの工夫が必要になります。また、自宅収納にスペースがない場合は、トランクルームを利用するのも選択肢の1つです。トランクルームを運営しているアルファトランクでは、空調設備が整っています。トランクルームの利用を検討している方は、ぜひ一度チェックしてください。