スーツを保管する方法が知りたい! 保管前の注意点とトランクルームの活用術
「スーツを上手に保管するコツはあるのか」「どこでどのように保管すればいいのか」など、スーツの保管で悩んでいる方は多いでしょう。
シワがつきやすいスーツの保管は難しいイメージがあると思いますが、しっかりとポイントを押さえておけば長く着ることができます。また、自宅収納に余裕がないときは、トランクルームを利用するのも選択肢の1つです。
本記事では、スーツを上手に保管する方法やポイントなどを解説します。
この記事を読むことで、スーツを保管する前にすべきことや、トランクルームを利用するメリットなども分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。
1.スーツを保管する前にすべきこと
まずは、スーツを保管する前にすべきことをチェックしましょう。
1-1.クリーニングに出す
着用頻度が少なめのスーツを長期保管する際は、保管前に必ずクリーニングへ出してください。クリーニングに出して、スーツに付着している汚れなどをしっかりと取り除く必要があります。皮脂汚れなどが付着したままスーツを保管すると、それがシミになったり、カビの原因になったりする恐れがあるからです。また、長期補完をするスーツには、ドライクリーニングまたはウェットクリーニングをおすすめします。油性汚れを落とす際はドライクリーニング、水溶性の汚れを落とす際はウェットクリーニングを選択してください。
1-2.厚みのある木製ハンガーを用意する
大切なスーツを保管する際は、ハンガー選びにも注意が必要です。普段着と同じハンガーを使用していると、型崩れを起こす恐れがあります。特に、重みのあるスーツジャケットは厚みがあるハンガーを準備したほうがいいでしょう。肩先部分が3~5cmほど厚みのあるハンガーはしっかりとしているので、重いジャケットもキレイに保管できます。また、細めのハンガーやワイヤー製はおすすめしません。スーツの保管に適しているのは、木製のハンガーです。
1-3.保管前のブラッシング
普段仕事などで着用しているスーツは、保管前にブラッシングをしましょう。ブラッシングは、スーツの基本的なメンテナンスとなります。ほとんどのスーツは天然ウールでできているため、ホコリや汚れが付着したままではすぐに傷んでしまうでしょう。長く着るためにも、スーツ専用のブラシでメンテナンスをしてください。ブラッシングをする際は、やさしく繊維にそってブラシをかけるのがポイントです。
2.スーツを自宅で保管する際の注意点
ここでは、スーツを自宅で保管する際の注意点を紹介します。
2-1.風とおしのいい部屋に保管する
スーツの保管場所は、できるだけ風とおしのいい部屋にしてください。スーツなどの衣類は、湿気がたまりやすい場所に保管するとカビが生える原因となります。悪臭も漂いやすくなるため、湿気から守るためにも風とおしのいい場所で保管するのが1番です。クローゼットに保管する際は、湿気がこもらないように除湿剤を利用してください。除湿剤と一緒に防虫剤も入れておくと、虫食いの被害から守ることができます。また、定期的にクローゼットから出して風にあてたり、湿気を逃がしたりすることも大切です。
2-2.直射日光はNG
たとえ、風とおしのいい部屋だとしても、直射日光があたるとスーツが傷んでしまうので注意が必要です。高級なスーツでも直射日光があたる場所で保管すると、変色や色落ちの原因になる恐れがあります。「高級で丈夫な生地だから大丈夫」と思わないようにしてください。風とおしがいいのはもちろんのこと、直射日光があたらない部屋で保管しましょう。
2-3.不織布カバーをかける
自宅でスーツを保管する際は、不織布カバーをかぶせましょう。クリーニングから返却されたビニール袋のまま、クローゼットに保管する方がいますが、そのままではスーツが傷んでしまいます。クリーニングの袋は必ず外してから、不織布カバーを新たにつけて保管するのがベストです。なぜクリーニングの袋はダメなのか、その理由は不織布カバーよりも通気性が悪く、湿気がこもりやすい傾向があります。不織布カバーは通気性が高いので、スーツの保管に最適です。
2-4.収納スペースに余裕を持たせる
自宅収納には限界がありますが、ギュウギュウ詰めになっている場所でスーツを保管するのはよくありません。スーツ以外にもコートやジャケットをハンガーにかけて収納すると思いますが、収納スペースがいっぱいになっている状態では湿気がよりたまりやすい傾向があります。一般的に、収納スペースは約2割の余裕を持たせたほうがいいといわれているので、スーツを保管する前にクローゼットの中を見直してください。
3.トランクルームに保管するメリット
ここでは、トランクルームに保管するメリットを解説します。
3-1.第二のクローゼットとして使用できる
トランクルームの大きなメリットは、第二のクローゼットとして活用できる点です。前述したように、自宅収納にはスペースの限界があります。特に、1Rや1Kなどの単身者用マンションやアパートでは、収納スペースが不十分です。普段使わないスーツ類は、自宅収納の延長としてトランクルームに預けるといいでしょう。トランクルームの広さによっては、スーツ以外にも使用頻度の低いアイテムが保管できます。トランクルームをもう1つのクローゼットとして活用できるのは、大きなメリットです。
3-2.空調設備・防犯設備が整っている
トランクルームといえば、屋外に設置されているコンテナを思い浮かべる方がいると思いますが、最近はビルの中に入っている屋内型トランクルームが次々と登場しています。屋内型トランクルームは、空調設備や防犯設備が整っているので、大切なスーツも安心して保管できるでしょう。前述したように、スーツは高温多湿な環境に傷むため、空調設備が整っているトランクルームなら安心して保管できます。
3-3.必要なときに出し入れできる
必要なときにスーツを出したり、不要なときにトランクルームへ保管したりするなど、自由に出し入れできるのもトランクルームに保管するメリットです。宅配型のトランクルームもありますが、宅配型は手元にスーツが戻ってくるまで時間がかかります。しかし、24時間管理されている屋内型トランクルームであれば、必要なときにすぐ取り出せるので便利です。急を要する際にも、スーツを取り出すことができるでしょう。
3-4.自宅収納に余裕ができる
トランクルームにスーツなど使用頻度が低いものを収納することで、自宅収納に余裕が生まれるのも大きなメリットです。自宅収納に余裕が生まれると、どこに何があるのか把握しやすくなります。自宅収納に余裕がなくなると、大切なものを失くしたり、スーツがぐちゃぐちゃになったりする恐れがあるので注意が必要です。自宅収納に余裕が生まれれば、どこに何があるのか把握しやすくなるほか、大切なものも大事に保管できます。
4.トランクルームを利用する際の注意点
ここでは、トランクルームを利用する際の注意点を解説します。
4-1.毎月支払える金額か
トランクルームは、月額料金になっているところがほとんどです。トランクルームの広さや立地などによって月額料金が異なるため、まずは料金設定を確認する必要があります。そして、毎月支払い続けられる金額か、慎重に考えることが大切です。また、最初にトランクルームを契約する際、月額料金のほかに初期費用など事務手数料がかかる可能性があります。トランクルームの中には、高額な初期費用を請求してくるところもあるので注意が必要です。
4-2.交通アクセスがいいか
設備はもちろんのこと、車や電車などの交通アクセスも踏まえた上でトランクルームを選ぶ必要があります。たとえば、車でスーツなどを運ぶ場合、トランクルームの近くに駐車場があるか確認しましょう。トランクルームと駐車場が離れている場合、運搬が大変になります。電車などの公共機関を使用する場合は、できるだけ駅の近くにあるトランクルームを選ぶのがポイントです。駅から徒歩で何分かかるのか、事前にホームページ等でチェックしてください。
4-3.保管環境を自分で確認する
トランクルームの保管環境を自分で確認するのも、注意すべきポイントです。悪質なトランクルーム業者は、ホームページに載せている写真や情報とは異なる場所で運営していることがあります。空調設備が整っていると記載されていたのに、実際は設備が不十分だったというケースもあるので、できれば自分の目で保管環境を確認してください。分からないことや疑問点がある場合は、トランクルーム業者に尋ねて確認することが大切です。
4-4.料金相場を把握する
悪質なトランクルーム業者とのトラブルを防ぐために、料金相場を事前に把握することも注意しておきたいポイントです。あらかじめ、トランクルームの料金相場を把握しておけば、高額な金額を請求された際に気づくことができます。なお、トランクルームの立地や設備の有無などで異なりますが、料金相場は月額3,000~10,000円程度です。立地や広さによっては、数万円かかる可能性もあります。
4-5.トランクルームならアルファトランクへ
どのトランクルーム業者を利用すべきか悩んでいる方は、ぜひアルファトランクをご利用ください。アルファトランクは、東京・神奈川・埼玉に62箇所のトランクルームを運営しています。どのトランクルームも車や電車など交通機関を利用してのアクセスがよく、いつでも手軽に利用可能です。現在、使用料最初の2か月無料、使用料10~40%オフ、契約時の事務手数料無料というトリプルキャンペーンを実施しているので、ぜひチェックしてください。
5.スーツの保管に関してよくある質問
スーツの保管に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.シワがあるときの対処法は?
A.その日のうちについたシワであれば、霧吹きをした後に自然乾燥をするだけでもとどおりになります。それでもシワがなくならない場合は、スチームアイロンを使用するのがおすすめです。スチームアイロンを浮かせた上でシワがついている場所にスチームをあててください。乾かした後には、シワが自然と伸びているはずです。
Q.衣装ケースで保管しても大丈夫か?
A.問題ありませんが、除湿剤と防虫剤を必ず入れてください。衣装ケースは通気性が悪く、湿気がたまりやすい傾向にあるため、入念な湿気対策が必要不可欠です。できれば、少しでも湿気を飛ばすために、通気性がいい不織布製の衣装ケースを使用してください。どうしてもプラスチック製の衣装ケースを使用する場合は、除湿剤と防虫剤が必要です。
Q.長期保管をする際の注意点は?
A.ずっと収納したままにせず、定期的にクローゼットからスーツを取り出して湿気を飛ばしてください。最低でも1か月に1回は、スーツを陰干しするのがおすすめです。そのほか、クローゼットに防虫剤と除湿剤を入れる、不織布カバーをかける、保管前にクリーニングへ出すなど、注意すべきポイントはたくさんあります。
Q.トランクルームに預けられないものはあるのか?
A.主に、以下のようなものはトランクルームに預けることができません。
- 高価な貴重品(宝石・ジュエリーなど)
- 危険物(ガソリン・灯油など)
- 生物・植物
- 法律に触れるもの
そのほか、トランクルームによって預けられないものがあるので、事前に確認しておきましょう。
Q.トランクルーム業者の選び方は?
A.トランクルーム業者を選ぶ際は、主に以下のポイントに注目しましょう。
- トランクルームの種類が充実しているか
- 防犯設備や空調設備が整っているか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 無料相談や無料見積もりを受け付けているか
- 現地見学ができるか
- 交通アクセスがいいか
- 口コミや評判がいいか
- 月額料金が明確になっているか
まとめ
いかがでしたか? スーツは保管する前に、しっかりと手入れをする必要があります。特に、長期保管は湿気や虫食いの被害にあわないようにするため、定期的に陰干しをしたり、防虫剤や除湿剤を活用したりするなど工夫が必要です。自宅収納に十分なスペースがない場合は、トランクルームを利用するといいでしょう。屋内型トランクルームは空調設備が整っているので、安心して保管できます。なお、アルファトランクではさまざまなトランクルームを扱っているため、ぜひ一度ホームページをチェックしてください。