石油ファンヒーターの保管に適している場所は? トランクルームを利用しよう
「石油ファンヒーターはどこで保管すればいいのか」「自宅収納に余裕がない場合はどうすればいいのか」など、石油ファンヒーターの保管で頭を抱えている方は多いでしょう。
次のシーズンでも使用できるように、保管前に石油ファンヒーターの手入れをする必要もあります。また、保管場所がない場合は、トランクルームを利用するのも選択肢の1つです。
本記事では、石油ファンヒーターの保管方法やポイントを解説します。
この記事を読むことで、トランクルームを利用するコツや保管時の注意点なども分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。
1.石油ファンヒーターを保管する前の準備
まずは、石油ファンヒーターを保管する前に準備すべきことをチェックしましょう。
1-1.灯油をすべて抜き取る
石油ファンヒーターを保管する前に、中に入っている灯油をすべて抜き取る必要があります。灯油がもったいないからと、そのまま放置する方もいますが、石油ファンヒーターが壊れる原因になるので注意してください。また、シーズン中に使い切れなかった灯油を次のシーズンで使用するのもNGです。灯油は酸化するため、不純物が混入し石油ファンヒーターが作動できなくなる恐れがあります。なお、灯油を抜き取るために必要な道具と、大まかな手順は下記のとおりです。
必要な道具
- プラスチック製タンク
- 厚手のゴム手袋
- 古紙・新聞紙
- 給油ポンプまたはスポイト
- 灯油を入れるための容器
灯油を抜き取る手順
- 給油タンクを抜き、本体内部の固定タンクからオイルフィルターを取り出す
- 固定タンク・給油タンクの中から、給油ポンプまたはスポイトを使用して灯油を抜く
- こぼれた灯油をキレイに拭き、オイルフィルターをもとどおりにする
なお、オイルフィルターが汚れている場合は、キレイに掃除してください。オイルフィルターに付着している汚れや水をキレイに拭き取った後で、新しい灯油で洗うのが基本です。水洗いをしてしまうと灯油が通過しにくくなるので注意してください。また、ゴミが取り除けない場合は、歯ブラシなどを使用するといいでしょう。
1-2.エアーフィルターなどを掃除する
灯油を抜き出すのはもちろんのこと、保管前にエアーフィルターや温風空気取入口の掃除も必要不可欠です。まずは、エアーフィルターを取り外し、ブラシまたは掃除機でキレイにしましょう。温風空気取入口を掃除する際は、フィルターユニットを取り外します。
2.トランクルームを利用しよう!
ここでは、トランクルームを利用するメリットを解説します。
2-1.自宅収納の延長として利用できる
トランクルームは、自宅収納の延長として利用できる点が大きなメリットです。特に、1Rや1Kといった単身者用のマンションやアパートには、収納スペースが限られています。オフシーズンで使用しないものを保管するだけでも、収納スペースが取られてしまうでしょう。その場合は、トランクルームを利用するのがおすすめです。石油ファンヒーターのほかに、こたつなどオフシーズンのものをまとめて保管できます。
2-2.管理しやすくなる
トランクルームを利用することで、あらゆるものが管理しやすくなるメリットもあります。収納スペースいっぱいにものを保管していると、どこに何があるのか分からなくなるでしょう。もの同士がぶつかり、破損する可能性もあるので収納スペースは2割ほど余裕を持たせることが大切です。トランクルームを利用すれば、空間に余裕が生まれるため、どこに何があるのか管理しやすくなります。大切なものも安心して保管できるでしょう。
2-3.次シーズンも安心して使用できる
石油ファンヒーターを不適切な場所で保管すると、次シーズンで使えなくなってしまう恐れがあります。たとえば、雨風が入りやすく、床が水平になっていない場所で保管すると、壊れる可能性が高まるのです。次シーズンでも安心して使用するためには、外気の影響を受けない場所で保管する必要があります。そこで役立つのが、トランクルームです。トランクルームの中には、屋内型トランクルームという種類があります。空調設備が整っている場所で保管できるため、外気の影響を受ける心配はありません。
2-4.必要なときに取り出せる
トランクルームの中には、24時間取り出しが可能なところもあります。24時間いつでも取り出せるトランクルームに保管することで、必要なときにすぐ運び出せるようになるでしょう。また、防犯設備が整っているところもあるため、泥棒に入られる心配もありません。石油ファンヒーターだけでなく、普段使用しないものやブランドものも保管できます。
3.トランクルームの利用方法と注意点
ここでは、トランクルームの利用方法と注意点を解説します。
3-1.屋内型トランクルームがおすすめ
まずは、石油ファンヒーターを預けるトランクルームを選ぶ必要があります。近年は、トランクルームの需要が高まってきていることもあり、さまざまな種類が登場しているでしょう。前述したように、石油ファンヒーターを預ける場所としては、屋外型よりも屋内型トランクルームがおすすめです。空調設備や防犯設備がしっかりと整っているか、確認してください。
3-2.トランクルームの広さ・立地を選ぶ
預けたい荷物の量に合わせて、トランクルームの広さを選びましょう。屋内型のトランクルームは、ロッカーサイズから1~4畳ほどの広さまであらゆる種類が用意されています。石油ファンヒーターだけでなく、ほかのものも預けたい場合は保管するために十分な広さのトランクルームを選択してください。ただし、広くなればなるほど月額料金が高くなるので注意が必要です。
そして、同じく注意しておきたいのが、トランクルームの立地となります。石油ファンヒーターを車で運ぶ場合は、近くに駐車場があるかどうかをチェックしておきましょう。
3-3.トランクルーム業者の選び方
どのトランクルーム業者を選べばいいのか分からずに悩んでいる方は、以下のポイントに注目してください。
- トランクルームの種類が豊富か
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 防犯設備や空調設備が整っているか
- 月額料金が明確になっているか
- 見積書の内容が具体的に記載されているか
- 口コミや評判がいいか
- 交通アクセスがいいか
上記のポイントを踏まえた上で、複数のトランクルーム業者を比較することが大切です。
3-4.トランクルームならアルファトランクへ
どのトランクルームを利用すべきか悩んでいる方は、ぜひアルファトランクをご利用ください。アルファトランクは、都内を中心に約62箇所のトランクルームを運営しています。どのトランクルームも車や交通機関を利用してのアクセスが抜群です。いつでも手軽にご利用いただけるほか、早ければ翌日から使用できます。短期間の利用も可能ですので、ぜひホームページをチェックしてください。
4.石油ファンヒーターの運搬と保管時の注意点
ここでは、石油ファンヒーターの運搬と保管時の注意点を解説します。
4-1.運搬は慎重に
石油ファンヒーターを運搬する際は、慎重に行うことが大切です。車で運搬する場合は、振動で倒れないようにしっかりと固定しておきましょう。交通機関を利用する際は、台車を使用するのがおすすめです。ほかの利用者の邪魔にならないように、周囲へ配慮する必要もあります。また、トランクルームに到着してから灯油を抜かないようにしてください。必ず灯油を抜いてから運搬しましょう。灯油が入ったまま運搬すると、火事につながる恐れがあるので注意が必要です。
4-2.水平に保管する
石油ファンヒーターを保管する際は、包装箱に入れるのが一般的です。包装箱が手元にある場合は、石油ファンヒーターを入れてから湿気のない場所で保管してください。また、水平に保管するのも大切なポイントです。傾いていたり、逆さにしたり、横倒しの状態にしたりしてはいけません。また、棚に保管する場合は、必ず石油ファンヒーターを1番下に置いてください。耐えられるからと2段目に置いてしまうと、衝撃や振動で石油ファンヒーターが倒れ、次シーズンで使えなくなる恐れがあります。
4-3.高温多湿になる場所は避ける
石油ファンヒーターを屋根裏や倉庫で保管する方がいますが、高温多湿になりやすい場所には置かないようにしてください。石油ファンヒーターやストーブなどの暖房機器は、高温多湿の場所で保管するとカビが発生しやすくなったり、結露が原因でサビたりする可能性があるからです。劣化した状態で石油ファンヒーターを使用すると、火事になる恐れがあります。次シーズンも安全に使用するためには、高温多湿になる場所を避けましょう。
4-4.ホコリから守る
屋内型トランクルームは空調設備が備わっているといっても、ホコリはかぶるものです。石油ファンヒーターにホコリがかぶらないよう、購入時の箱に入れて保管してください。包装箱がない場合は、透明のビニール袋やカバー・布などでかぶせるといいでしょう。カバーを石油ファンヒーターにかぶせるだけでも、ホコリや傷から守ることができます。また、暖房機器用のカバーも販売されているので、ぜひチェックしてみてください。なお、通気性がよく、持ち運びがしやすい構造になっているカバーがおすすめです。
5.石油ファンヒーターの保管に関してよくある質問
石油ファンヒーターの保管に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.手入れをする際の注意点は?
A.手入れをする前に、石油ファンヒーターの電源がしっかりとオフになっているか確認してください。消火後に、石油ファンヒーターが十分冷えたことを確認してから、手入れを始めましょう。また、必ず電源プラグをコンセントから抜くことも大切なポイントです。なお、電源コードやプラグ部分が傷んでいないかも確認しましょう。電源コード類が傷んでいる場合、発火や異常雨発熱を起こす恐れがあります。
Q.灯油を処分する方法は?
A.主に、灯油を購入した店舗へ持っていくか、ガソリンスタンドに持ち込む方法があります。ガソリンスタンドに持ち込む場合、無料で回収しているところもありますが、費用がかかるケースもあるので事前に確認したほうがいいでしょう。処分方法が分からない場合は、お住まいの自治体に相談するのがおすすめです。
Q.トランクルームの月額料金はいくらぐらいか?
A.広さ・立地・設備の有無などで異なりますが、だいたい4,000~8,000円です。屋外型トランクルームよりも屋内型トランクルームのほうが、月額料金は高くなるでしょう。ただし、屋内型は空調設備が整っているので、屋外型よりも安心して収納できます。トランクルームを利用する際は、毎月支払える月額料金かどうか考えることが大切です。
Q.トランクルームを利用する際の注意点は?
A.トランクルーム業者のホームページでも写真付きで確認できますが、できれば現地見学をしたほうがいいでしょう。トランクルーム業者の中には、写真とは異なる場所で運営している悪徳業者が存在しています。現地見学をする際に、ホームページに記載されている内容で間違っていないか、しっかりと設備が稼働しているかなど細かいところまでチェックしてください。
Q.トランクルームを利用する流れは?
A.参考として、アルファトランクにおける利用までの流れを紹介します。
- ホームページでトランクルームを確認し、メールまたは電話で問い合わせる
- 申込書・契約にあたっての確認事項書面をメールまたはFAXで受け取る
- 申込書と本人確認書類をメールまたはFAXで返送する
- 契約担当者からの連絡を受け、精算書をメールまたはFAXで受け取る
- 指定された口座に初期費用を入金し、カギ・契約書・口座引落依頼書を受け取る
- 同封されている返信用封筒に契約書1部・口座引落依頼書・本人確認書類(コピー)を入れて返送する
まとめ
いかがでしたか? 石油ファンヒーターは、高温多湿を避けた場所で水平に保管するのがベストです。自宅に収納スペースがない場合は、トランクルームを利用する方法もあります。トランクルームの中には、空調設備や防犯設備が整っている屋内型トランクルームもあるので、石油ファンヒーターの保管にぴったりです。なお、アルファトランクではさまざまなトランクルームを用意しています。ぜひホームページをチェックしてください。