スタッドレスタイヤを保管する方法や注意点・ポイントなどを徹底解説!
役目を終えたスタッドレスタイヤをどのような環境で保管すればいいのか、自宅に保管場所がない場合はどうすればいいのかなど、保管場所で悩んでいる方は多いでしょう。
倉庫や車庫などに保管場所がない場合は、トランクルームを活用するのも選択肢の1つです。また、スタッドレスタイヤを保管する際は、いくつか注意点があります。
本記事では、スタッドレスタイヤを保管する方法や注意点などを詳しく説明しましょう。
- スタッドレスタイヤを保管する前にやるべきこと
- スタッドレスタイヤの保管条件は?
- スタッドレスタイヤを保管する際の注意点
- トランクルームに保管するという選択肢も
- スタッドレスタイヤの保管に関してよくある質問
この記事を読むことで、スタッドレスタイヤを保管する前にやるべきことや、保管条件なども分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。
1.スタッドレスタイヤを保管する前にやるべきこと
最初に、スタッドレスタイヤを保管する前にやるべきことをチェックしましょう。
1-1.タイヤに付着している汚れを落とす
スタッドレスタイヤを保管する前に、必ず行ってほしいのがタイヤに付着している汚れをキレイに落とすことです。スタッドレスタイヤには、砂ホコリや泥、化学物質、油汚れなどさまざまな汚れが付着しています。これらの汚れをそのまま放置し保管すると、次のシーズンでスタッドレスタイヤが使えなくなってしまうでしょう。また、スタッドレスタイヤは普通のタイヤとは違い、冬に使用するので除雪剤が付着している可能性もあります。除雪剤はタイヤを劣化させる原因になるので注意が必要です。
1-2.しっかりと乾燥させることも大事
タイヤの汚れを取り除くために水洗いをすることになりますが、水洗いをした後はしっかりと乾燥させる必要があります。生乾きのまま、もしくは水分が付着したままタイヤを保管すると、劣化の原因になるからです。水分が残ったままタイヤを保管すると、内部のスチールコードが劣化するほか、カビが発生してしまいます。そのため、スタッドレスタイヤを洗浄した後は、しっかりと乾燥させてから保管してください。
1-3.タイヤワックスは使用しない
スタッドレスタイヤを長く使い続けるために、保管前にタイヤワックスを使用する方がいます。しかし、タイヤワックスはタイヤの見栄えをよくする反面、悪影響を与える成分が含まれているので使用には注意が必要です。特に、長時間保管する場合は、タイヤワックスは使用しないほうがいいでしょう。タイヤワックスの成分がタイヤに浸透し、劣化が進んでしまう恐れがあります。
2.スタッドレスタイヤの保管条件は?
ここでは、スタッドレスタイヤの保管条件を解説します。
2-1.風通しがいい屋内
基本的に、タイヤは風通しがいい屋内で保管します。直射日光が当たる場所で保管すると、紫外線のダメージでタイヤが劣化しやすくなるからです。屋内でも直射日光が当たらない場所を選んでタイヤを保管してください。また、湿気や熱がこもりやすい場所は高温になりやすく、タイヤが熱で劣化する可能性があります。車庫・ガレージ内・物置・押し入れの中など、熱や湿気の影響が少ない場所で保管することも大切なポイントです。
2-2.カバーやケースを活用する
屋内に保管する場所がなく、屋外でタイヤを保管する場合は、カバーやケースを活用してください。軽自動車からトラック向けまで、幅広い種類のカバーとケースがあります。カバーやケースにタイヤを入れて保管することで、汚れや熱などによる劣化が防げるでしょう。なお、タイヤ専用のカバーやケースは、カー用品店やホームセンター等で購入できます。また、屋外でタイヤを保管する場合は、建物の裏などできるだけ直射日光が足らない場所を選ぶのがポイントです。
2-3.横向きまたは立てて保管する
ホイール付きとホイールなしの状態で保管方法は異なります。ホイールなしの状態でスタッドレスタイヤを保管する場合は、立てて保管しましょう。ホイールなしのタイヤを横積みにした状態で保管すると、下にあるタイヤがつぶれてしまうからです。重ねているタイヤの圧力によって、変形してしまう恐れもあります。
一方、ホイールをつけたまま保管する場合は、横に寝かせた状態で保管しましょう。ホール付きのタイヤを立てて保管すると、ホールの重みがダメージとなり、タイヤの接地面が変形してしまうからです。ホイール付きとホールなしでは保管方法が変わってくるので注意してください。
2-4.スタッドレスタイヤを劣化させる環境条件
逆に、スタッドレスタイヤを劣化させる保管環境は、どのような環境なのでしょうか。直射日光が当たる場所だけでなく、タイヤの弱点とされる熱・水分・油分・紫外線・オゾンの影響を受ける場所はNGです。中でも、「オゾン」とはどういうものなのか気になっている方は多いでしょう。オゾンは自然界に存在している成分で、電化製品の周囲には高濃度のオゾンが存在しています。そのため、スタッドレスタイヤを保管する際は、電化製品やエアコンの室外機周辺を避けて保管したほうがいいでしょう。
3.スタッドレスタイヤを保管する際の注意点
ここでは、スタッドレスタイヤを保管する際の注意点について詳しく説明します。
3-1.タイヤを積み重ねない
横向きでタイヤを保管する際は、積み重ねないように注意してください。タイヤを積み重ねると、下のほうに置いてあるタイヤに負荷がかかるだけでなく、サイドウォールにもダメージを与える恐れがあります。できるだけスペースを取らないように、タイヤを積み重ねてしまいがちですが、次のシーズンで使用するためにも積み重ねて保管するのはNGです。できるだけスペースを取りたくない方は、タイヤラックを活用するといいでしょう。
3-2.タイヤの空気を少し抜く
空気をいっぱいに入れた状態でスタッドレスタイヤを保管する方は多いでしょう。しかし、タイヤの空気を極限まで入れて保管すると、タイヤに大きな負荷がかかってしまうのでNGです。スタッドレスへのダメージを軽減させるためにも、タイヤの空気は少しだけ抜いて保管してください。あらかじめタイヤの空気圧を下げておけば、次のシーズンでも難なく使うことができます。
3-3.屋外に放置しない
保管場所がないからといって、スタッドレスタイヤを屋外に放置するのは絶対にNGです。屋外は熱や湿気など、気候の影響を受けやすい傾向があります。できれば、スタッドレスタイヤは屋内で保管するのが理想です。どうしてもスタッドレスタイヤを保管するスペースがない場合は、トランクルームを利用するといいでしょう。なお、トランクルームの利用については、後ほど【4.トランクルームに保管するという選択肢も】で説明するのでぜひチェックしてください。
3-4.保管環境を整える
タイヤをキレイにしたとしても、保管環境が悪ければ劣化してしまうので注意が必要です。保管場所が汚れていたり、傷んでいたりしている場合は、安心して保管できる環境に整えましょう。特に、車庫や倉庫はホコリや汚れが蓄積されやすい場所ですので、定期的に掃除することをおすすめします。
4.トランクルームに保管するという選択肢も
ここでは、トランクルームに保管する方法とポイントを解説します。
4-1.自宅収納の延長として利用できる
トランクルームは、自宅収納の延長として利用できるという点が大きなメリットです。一定のスペースを月額制でレンタルできるので、自宅で収納できないものや使用していないものなどが保管できます。スタッドレスタイヤは保管時にスペースを取ってしまいがちですので、トランクルームを利用するのも選択肢の1つです。自宅近くのトランクルームを利用すれば、必要なときにすぐ取り出すことができるでしょう。
4-2.屋内型と屋外型
トランクルームの主な種類として、屋内型と屋外型の2種類があります。よく空き地などに設置されているコンテナは屋内型トランクルームで、使用料を抑えることはできますが天候の影響を受けやすいという点がデメリットです。一方、屋内型はビルの中などにあるトランクルームのことで、空調設備や防犯設備が整っています。その分、使用料は高額になりがちですが、大切なものや傷みやすいものの保管場所に最適です。
スタッドレスタイヤの場合、屋内型と屋外型どちらのタイプでも問題ありませんが、空調設備が整っている屋内型トランクルームのほうが保管環境は整っています。
4-3.トランクルーム業者の選び方をチェック!
トランクルーム業者によって、トランクルームの設備や種類が異なります。中には、ホームページに記載されている内容とは異なるトランクルームを運営しているところもあるので、できれば現地を見学したほうがいいでしょう。なお、トランクルーム業者選びで押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- トランクルームの種類が豊富か
- 空調設備や防犯設備が整っているか
- 料金体系が明確になっているか
- 見積書の内容が具体的に記載されているか
- 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
- 口コミや評判がいいか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
4-4.トランクルームならアルファトランクへ
どのトランクルームを利用すべきか分からない方は、ぜひアルファトランクをご利用ください。アルファトランクでは、東京・神奈川・埼玉に62のトランクルームを運営しています。どのトランクルームも車や電車など交通機関を利用してのアクセスがよく、早ければ翌日から利用可能です。短期間の利用もできるので、ぜひ一度ホームページをチェックしてください。
5.スタッドレスタイヤの保管に関してよくある質問
スタッドレスタイヤの保管に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.タイヤをキレイにする場合、洗剤を使用しても大丈夫か?
A.洗剤は使用しないでください。タイヤを保護するための油性成分が浸透されているからです。洗剤を使用すると、タイヤの保護成分がすべてなくなってしまいます。保護成分を失ったタイヤは傷つきやすくなるため、汚れを取り除く際は水洗いだけにしておきましょう。どうしても水だけでは落ちない汚れがある場合は、汚れ箇所の部分に薄めた中性洗剤を使用してください。また、洗剤を使用した場合は、しっかりと洗い流す必要があります。
Q.保管前にチェックしておきたいことは?
A.スタッドレスタイヤの摩擦状況や、劣化の度合いなども確認しておきましょう。特に、チェックしておきたいのは、スタッドレスタイヤの溝です。スタッドレスタイヤの縦溝底にあるプラットホームと溝が同じ面になっている場合は、保管よりも交換を選択したほうがいいでしょう。
Q.トランクルームの利用料金は?
A.トランクルームの種類や大きさなどによって異なりますが、目安は2,000~8,000円前後です。トランクルームのスペースが広く、設備が整っている環境ほど高額になりやすい傾向があります。毎月支払い続けられる料金かどうか、事前に確認しておきましょう。
Q.トランクルームを上手に活用する方法は?
A.保管に役立つグッズを活用することです。たとえば、タイヤラックやタイヤを保護するカバーなどがあります。スタッドレスタイヤを長期間保管する際は、カバーをかけておくと安心です。タイヤラックを活用すれば、狭いスペースでも有効活用できます。
Q.トランクルームを利用するまでの流れは?
A.参考として、アルファトランクにおける利用までの流れを下記にピックアップしました。
- ホームページで利用したいトランクルームを確認する
- メールまたは電話で問い合わせをする
- 申込書・契約にあたっての確認事項に関する書類をメールまたはFAXで受け取る
- 申込書と本人確認書類をメールまたはFAXで返送する
- 契約担当者からの連絡を受け取り、精算書をメールまたはFAXで受け取る
- 入金後、カギ・契約書・口座引落依頼書を受け取る
- 同封されている返信用封筒に契約書1部・口座引落依頼書・本人確認書類(コピー)を入れて返送する
まとめ
いかがでしたか? スタッドレスタイヤは保管前のお手入れが重要です。タイヤに付着している汚れをキレイに落とし、風とおしのいい冷暗所で保管しましょう。スタッドレスタイヤは熱や紫外線、水分などに弱い傾向があるため、保管場所をしっかりと整えることも大切です。自宅に収納スペースがない場合は、トランクルームを利用するといいでしょう。なお、アルファトランクでは都内を中心に、62のトランクルームを運営しています。無料見積もりも受け付けているので、ぜひ一度チェックしてください。